2011年、F1ドライバーたちのドライビングに関し、より厳しい規定が設けられることになった。過度のブロック、コースをはみだしてアドバンテージを得ることなどが厳しく取り締まられる。

 先週世界モータースポーツ評議会の会合が行われた後、FIAは来年のスポーティングおよびテクニカルレギュレーションの変更について詳細を発表した。

 この中には、行き過ぎたブロックや、コースをはみ出してアドバンテージを得る行為を厳しく取り締まる文章が含まれている。
「他のドライバーの妨害をする可能性のあるアクション、つまりポジションを守るために2回以上方向を変えること、マシンを故意にコースからはみ出させること、その他の基準からはずれた方向転換は禁止する」と新レギュレーションに記されている。

 マシン全体をコースからはみ出して走ってはならないとされ、それによってアドバンテージを得た場合はペナルティが科される可能性がある。
「ドライバーは常にコースを使用しなければならない。誤解のないよう明言すると、コースの端を示す白線はコースの一部とみなされるが、縁石は含まれない」
「マシンのどの部分も一切コースに接触していない場合、そのドライバーはコースを離れたと判断される」
「マシンが何らかの理由でコースを離れた場合、ドライバーはコースに復帰することができる。だが、それが安全であり、一切アドバンテージを得ないときに限られる」

 またバックマーカーがトップ争いに影響しないよう、バックマーカーについての規則も厳しくなる。
「レース中、ラップする見込みの他のマシンに追いつかれた場合、追いつかれたマシンはすぐさま、可能な最初の機会に、自分より速いドライバーを前に行かせなければならない」
「もし追いつかれたドライバーが自分より速いドライバーを前に行かせなければ、後ろのドライバーにオーバーテイクさせなければならないことを示すためにブルーフラッグが振られる。ブルーフラッグが振られていることを無視したとみなされたドライバーについては、そのグランプリのスチュワードに報告される」

 また来季はピットレーンでのオーバーテイクができないことが明記された。
「プラクティスセッションのスタートあるいはリスタートの前にピットレーンの端まで移動したマシン、あるいはセーフティカーピリオドの間にピット出口で止まるよう要求されたマシンは、ファストレーンにおいて整列し、過度に遅れるマシンがない限りは、その順序を守らなければならない」

 これまでスチュワードが規則に反したと判断したドライバーに対して科すことができるペナルティは、ドライブスルーかタイムペナルティ、あるいは次戦のグリッド降格に限られていたが、来季は失格、次戦の出場停止処分も科すことができるようになる。

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