1月3日に開幕するダカールラリー2015を前に、25年ぶりにワークス体制で参戦するプジョーがモロッコで事前テストを実施。テストの感想や本戦への意気込みをドライバーが語った。

 1987年からダカール4連覇を果たすなど活躍し、“砂漠のライオン”の異名をとったプジョーは、25年ぶりに復帰するにあたりバギータイプの後輪駆動車『2008DKR』を開発。また、ドライバーもダカール四輪部門で5度の優勝経験があるステファン・ペテランセル、二輪から転向したシリル・デプレ、2度のWRC王者であるカルロス・サインツという布陣となっており、復帰初年度から優勝候補に挙げられている。そのプジョーが、ダカールラリーを前にモロッコでテストに臨んだ。

 ミニ・オール4レーシングを走らせるX-raidから移籍したペテランセルは「おそらく15回はモロッコに来ているが、こんなに速く走ったことは無かったよ。プジョー2008DKRのサスペンションは素晴らしいね」と感想を語った。

「砂地でも後輪駆動とは思えないほどグリップがある。ライバルと比べてどうかは分からないけど、このマシンは間違いなく速いと思うよ。後輪駆動車の運転には滑らせすぎない丁寧な運転が必要になるけど、テストをその練習に使うことができたよ」

 また、二輪で5回ダカールを制しているデプレは「まだまだ学ぶべきことがたくさんあるけど、クルマの中ではリラックスできている。二輪と四輪で運転テクニックの違いはあまりないけど、膝と足に負担がないのがいいね。テストの後に身体がまったく痛くないのは初めてだよ」とコメント。

「テストのほとんどを、バイクでの経験をクルマに適応させることに費やしたよ。いくつかバイクのほうが速い所もあったけど、大部分はクルマの方が速く走れたね」

 サインツは、テストコースを周回し一度に250km以上を走りこみ、クルマのセットアップに取り組んだ。

「ダカールのためにまったく新しいコンセプトのクルマを作るのは興味深かったし、没頭してしまったよ。僕たちはクルマを理解しつつあるから、ダカールラリーが始まるのが楽しみだ」

 プジョー・スポールの代表であるブルーノ・ファミンは「クルマの準備を整えるためにノンストップで働いた。モロッコでのテストも終わり、クルマはアルゼンチンへ向かっている。我々はダカールが開幕するのが待ち遠しいよ」と期待を語った。

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