2013年F1ドイツGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは優勝を獲得した。
■インフィニティ・レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
タフなレースだった。これほど厳しいレースは久しぶりだ。終盤はキミ(・ライコネン)の方が少し速かったから、レースがあと2周か3周長くなくてよかった。
今日のレースがうまくいってとてもハッピーだ。特別な気分だよ。チームは今週末たくさんの仕事に取り組み、僕に優勝のチャンスを与えてくれた。そして僕らはそれを手に入れたんだ。
何より忘れてならないのは、自分の母国でレースをする機会を持てることは名誉なことだということだ。年間20戦があるけれど、もちろん世界には20以上の国があるから、自分の国でレースができて、熱狂的に応援してもらえるのは特別なことだよ。
いいスタートを決めて、最後まですべてのラップを集中して走った。レースをしているときには自分がどこにいるのかはあまり考えない。気持ちをそらせてはだめなんだ。
でもチェッカーフラッグが振られ、レースを終えた後は、パレードラップを楽しみ、グランドスタンドで大勢の人たちが歓声を上げ、旗を振ってくれているのが見えた。その時の光景は僕の頭の中に長く長く残り続けるだろう。