メルセデスGPは18日、ルノーF1を離脱したボブ・ベルが2011年4月1日からテクニカルディレクターを務めることを発表した。
ルノーF1でテクニカルディレクター、チームプリンシパル、マネージングディレクターを務めたベルは、昨年10月にチームを離脱した。
ベルはメルセデスGPに加入し、チームプリンシパルのロス・ブラウンに直属する立場として、主にブラックレーのファクトリーを拠点に、シャシーグループの技術部門の責任を負うことになる。ベルがテクニカルディレクターに就任することにより、ブラウンはブラックレーのシャシーグループとメルセデス・ベンツ・ハイパフォーマンスエンジンズのエンジングループの両方のプログラム全体を監督する作業により集中することができると、チームは声明に記している。
ボブはエアロダイナミシストとして約30年前にモータースポーツにおけるキャリアをスタート、マクラーレン、ベネトン、ジョーダンに所属、ルノーではテクニカルディレクターとして2005年と2006年のタイトル獲得に貢献した。
ロス・ブラウンは次のようにコメントしている。
「メルセデスGPペトロナス・チームに、テクニカルディレクターとしてボブを迎えることができ、喜ばしい。ボブの指名は我々の優れたテクニカルチームの強化における大きなステップにつながる。F1で最も経験豊かなエンジニアのひとりが加入したことに、我々は喜んでいる。ボブはチームに、F1における豊かな知識とタイトルを獲得した経験をもたらし、我々にとって重要な財産になるだろう。4月に彼をチームに迎えるのが楽しみだ」