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クルマニュース

投稿日: 2012.08.28 00:00
更新日: 2018.02.16 10:57

ポルシェ、ニュー911カレラ4WDの予約受注を開始


プレスインフォメーション
2012年8月27日

先進のアクティブ4WDシステムにより、更なるドライビングプレジャーと安全性を実現

ニュー911カレラ 4WDモデルの予約受注を開始

日本. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)は、ニュー911カレラ 4 / カレラ4S のクーペ並びにカブリオレの予約受注を8月29日(水)より全国のポルシェ正規販売店にて開始いたします。

 911カレラの優れたパフォーマンスおよび効率性とアクティブ制御の4WDシステムである最新仕様のポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)の融合によりニュー911カレラ4は誕生しました。この最新の911に搭載されたポルシェならではの4WDシステムは、リアのトルク配分を重視した設定になっており、路面状況や天候に左右されることなく最高のダイナミクスを発揮します。ニュー911カレラの4WDモデルは、傑出したトラクションとダイナミックパフォーマンスを4つのモデルで愉しむことができます。

 新しい4WDシステムを搭載した911は、911カレラ4と911カレラ4Sのそれぞれに対してクーペとカブリオレが用意されるため、4つのモデルがリリースされます。軽量ボディ、デザイン、サスペンション、エンジン、トランスミッションは、後輪駆動モデルのものと同一のものを採用。改良型の4WDシステムを搭載している点が唯一の相違点です。これにより、このニュー911カレラ4は、車量重量の面においても最大で65kgの軽量化がなされており、高性能エンジンによって走行性能が向上しているにもかかわらず、各モデルともに燃料消費量(NEDC:新欧州ドライビングサイクルによる計測)は先代モデルに比べて16%も抑えられています。

 911の4WDモデルを見分ける際の最も大きな特徴は、ワイドに設計されたリアセクションです。911の後輪駆動モデルに比べてリアのホイールハウスが外側に左右それぞれ22mm拡大しているほか、リアのタイヤサイズも10mmワイドになっています。左右のテールライトを結んでいる伝統的な赤いガーニッシュも形状が新しくなりました。

 クーペモデルには、7速マニュアルトランスミッションとポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)が、カブリオレモデルにはPDKが用意されます。最高出力350PSを発生する911カレラ4 クーペは、装備の内容によって違いはあるものの、0-100km/h加速のタイムがわずか4.5秒(カブリオレ:4.7秒)で、最高速度は285km/h(カブリオレ:282km/h)に達します。また、PDK仕様車の燃料消費量(NEDC)は、クーペモデルの場合が8.6リッター/100km(CO2排出量:203g/km)で、カブリオレモデルの値は8.7リッター/100(CO2排出量:205g/km)となっています。

 これに対して911カレラ4Sのクーペとカブリオレは、排気量3.8リッターの水平対向エンジンをリアに搭載しており、400PS(294kW)の最高出力を発生。装備内容にもよりますが、0-100km/h加速のタイムは4.1秒(カブリオレ:4.3秒)をマークし、最高速度は299km/h(カブリオレ:296km/h)に達します。PDK仕様車の燃料消費量(NEDC)は、クーペモデルの場合が9.1リッター/100km(CO2排出量:215g/km)で、カブリオレモデルの値は9.2リッター/100(CO2排出量:217g/km)です。
ニュー911カレラ4のメーターパネルには新しいメニューが設けられており、ドライバーは、4WDシステムであるPTMがどのようなトルク配分を行っているかを知ることができます。さらに、911カレラ4シリーズのデビューに合わせ、ポルシェはアダプティブクルーズコントロール(ACC)を全てのモデルにオプション設定します。このACCは前走車との車間距離を一定に保つために、自車の速度を調節するシステムです。PDK仕様車にこのACCを装着した場合は、安全性を向上させるための機能であるポルシェ アクティブセーフ(PAS)が追加されます。このPASは前面衝突を回避するよう、ドライバーをアシストします。また、ポルシェは911カレラのクーペモデル用に、ガラス製の新しいスライド式サンルーフをオプション設定します。911のマニュアルトランスミッション仕様車にスポーツクロノパッケージを装着した際の走りも一段とスポーティになっており、スポーツ・プラスモードでの走行中にシフトダウンをすると、システムは自動的にダブルクラッチ操作を行います。

 非常に高い評価を得た先代モデルをこの新しい4WDモデルが受け継ぎます。先代モデルは2008年の登場以来、総販売台数が約24,000台に達していますが、これは997の第2世代モデルの総販売台数の34%にあたります。この先代モデルは、それまでに登場した911の4WDモデルの中で最も優れたパワートレーンを搭載していました。当時、新たに導入されたのは、ダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)を採用したエンジン、ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)トランスミッション、電子制御のポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)です。その後の2011年7月、ポルシェは最上位モデルとして911カレラ4 GTSを投入。このモデルに搭載された3.8リッターエンジンは、最高出力408PS(300kW)を発生しました。

 ニューポルシェ911カレラの4WDモデルは、2012年9月末に開幕するパリ国際モーターショーで初公開されたのち、2012年の年末よりドイツを皮切りとして順次納車が始まる予定です。

ニュー911カレラ 4、911カレラ4S カブリオレ 車両本体価格
                               2012年8月27日現在

車種          トランスミッション     ハンドル\t   車両本体価格
                                 (消費税込価格)
911 カレラ 4         7速 MT          左     ¥12,650,000
               7速 PDK        左/右     ¥13,400,000
911カレラ4 カブリオレ     7速 PDK        左/右     ¥14,840,000
911カレラ4S          7速 MT          左     ¥15,340,000
               7速 PDK        左/右     ¥16,090,000
911カレラ 4S カブリオレ    7速 PDK        左/右     ¥17,740,000


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