マクラーレン、限定モデル675LTを世界初公開

2015年3月9日

限定モデル McLaren 675LT
その詳細が明らかに

・マクラーレン “ロングテール”の伝説を蘇らせる McLaren 675LT―
徹底した軽量化、最適化されたエアロダイナミクス、高められたパワー、サーキット志向の ダイナミクス、そしてドライバーとの一体感を実現

・全世界で500台の限定生産―車両価格は259,500ポンド(英国販売価格)
・拡大されたトレッドと、前後ともに高められたスプリング・レート変更を含むシャシー改良
・オプションのクラブ・スポーツ・パックでチタニウム製ロールフープと4点式シートベルトが選択可能
・McLaren 675LTが初公開されたジュネーブ国際モーターショーのプレスカンファレンスの模様をウェブサイトにて公開:https://www.youtube.com/user/McLarenAutomotiveTV

2015年3月3日英国発

 名門Formula 1チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(本社:英国サリー州、エグゼクティブ・チェアマン:ロン・デニス)は、第85回ジュネーブ国際モーターショーにおいてMcLaren 675LTを世界初公開いたしました。

 第85回ジュネーブ国際モーターショーで世界デビューを果たしたMcLaren 675LTは、最も軽量で、最もパワフルで、最も速いマクラーレン・スーパーシリーズのモデルです。また、全世界でわずか500台の限定生産なため、最もエクスクルーシブなモデルとなります。

 この限定モデル McLaren 675LTは、徹底した軽量化、最適化されたエアロダイナミクス、高められたパワー、サーキット志向のダイナミクス、そしてドライバーとの一体感を明確な目標として開発されました。このモデルのコアをなすのが軽量を誇るカーボン・ファイバー製モノセル・シャシーという点は他のスーパーシリーズと共通ですが、シャシー構造とパワートレインはビスポークとなっており、全体の1/3 のパーツならびにコンポーネントが変更されております。

 よりアグレッシブな仕様は、McLaren 675LT にユニークなサーキット志向のフィーリングを与えておりますが、電子制御のプロアクティブ・シャシー・コントロールを受け継いでいることから、操縦性と快適性も確保されております。1997年のMcLaren F1 GTR“ロングテール”開発における数多くの改良の1つとしてフロント/リアのトレッドが拡大されました。675LT においても同様のアプローチが採用され、フロント/リアのトラックを20mm拡大することで、スタビリティとハンドリングが最適化されております。

 また、フロント/リアの軽量スプリングは、フロント27%、リア63%スプリング・レートが引き締められ、ボディー・コントロール性を向上しております。さらに、改良されたボディワークとアクティブエアロ・ダイナミクスによってダウンフォースも40%向上しております。新たに開発されたサスペンション・ジオ
メトリでは、McLaren P1における経験を活かした軽量アップライトとウィッシュボーン構造を採用しております。この新開発のサスペンションと反応のよいステアリング・ラックの組み合わせが、ドライバーにフォーカスした究極のエクスペリエンスを提供いたします。

 McLaren 675LT の軽量化に対するこだわりは、1,230kgまで絞られた乾燥重量にみられるとおりで、100kg以上もの重量削減によって、軽量を特徴とするスーパーシリーズのなかでも最軽量のモデルとなった要因は軽量コンポーネントの採用により実現されております。たとえばウインドウ・スクリーンとリア・バルクヘッドはガラスを薄くしており、エンジン・カバーも、モータースポーツ仕様のポリカーボネート製に変更するなど、ガラスまわりだけで4.5kgもの軽量化を実現しております。

 McLaren 675LT は、他のスーパーシリーズでも定評のある7速デュアルクラッチ式シームレス・シフトギアボックス(SSG)を採用し、Normal、Sport、Trackのモードも引き継がれております。パフォーマンス向上のため、モードのセッティングは細かなアップデートが施され、最適化されたスロットル・レスポンスとシフトチェンジによって従来よりも最大2倍の反応速度を誇ります。新たに開発された“イグニッション・カット”テクノロジーは、シフトチェンジの際、シリンダー内のスパークを一時的にカットするFormula 1譲りの技術アプローチです。このアプローチによって、最速のシフトチェンジを、ドラマチックなサウンドとともに、シフトアップだけでなくシフトダウンでも体感いただけます。さらに、675LT ではESCのキャリブレーションも一新しており、スロットルとブレーキの入力に対して高いレベルでの制御をドライバーに提供しております。

 ジュネーブにおいて、世界中からお集まりいただいた自動車メディアの皆さまに公開されておりますMcLaren 675LT は、新色のシケインのボディカラーをまとい、オプションのマクラーレン・クラブ・スポーツ・パックを適用しております。このオプションは5,090ポンド(英国販売価格)、サーキット志向を高める内容で、チタニウム製ロールフープ、4点式シートベルト、消火器(日本適用外)を装備するものです。

 限定モデル McLaren 675LT は、マクラーレン・ディーラーを通じて注文可能で、車両価格は259,500ポンド(英国販売価格)からとなっております。なお、デリバリーは2015年7月から開始予定です。

マクラーレン・オートモーティブについて
 マクラーレン・オートモーティブは、ラグジュアリーかつハイパフォーマンスなスポーツカーを製造する英国の自動車メーカーで、サリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)を拠点としています。

 マクラーレン・オートモーティブでは2010年の設立後、2011年に画期的なMcLaren 12Cの発表を皮切りに、2012年に12C Spider、2013年に限定生産のMcLaren P1を発表しました。毎年新型モデルを導入するという計画を掲げ、2014年にはMcLaren 650S Coupe と650S Spiderを発表し、さらに2015年のマクラーレン・スポーツシリーズ導入を発表しています。マクラーレン・ブランドは拡大を続けており、オンロードカーの生産3年目となる2013年度には業績の黒字化を達成、2014年度もセールスは引き続き好調で世界の主要自動車市場における、独自のグローバル・ディーラー・ネットワークを通じて1,648台のマクラーレンを納車しています。

マクラーレン・オートモーティブの技術パートナー
 革新的で高い評価を獲得しているスポーツカー・ラインアップの開発、エンジニアリング、製造においてマクラーレン・オートモーティブは専門的なノウハウと技術を提供する世界トップレベルの企業と提携しています。主なパートナーは、アクゾノーベル、エクソンモービル、ピレリ、SAPなどです。

サーキット用に設計しオンロード用に開発
 マクラーレンにおけるFormula 1マシンとロードカーの融合には、経験、知識、原理、プロセスが活用されています。Formula 1レースでの50年にわたる歴史の集大成と、画期的なスポーツカーの製造における20年以上の経験を活かして、マクラーレン・オートモーティブでは、技術的に優れた、画期的なハイパフォーマンス・スポーツカーを設計、開発および製造を行っています。オンロードとサーキットを走るマクラーレンのスポーツカーには一切の妥協もなされていません。

 マクラーレンは車両製造にいち早くカーボン・ファイバーを採用し、30年にわたる経験を有しています。1981年のMcLaren MP 4/1や、1993年のMcLaren F1といったレーシングカーやロードカーにカーボン・シャシーを導入しており、これまでマクラーレンが製造した車両はすべてカーボン・ファイバー・シャシーが採用されています。

マクラーレン・オートモーティブの日本オフィシャルフェイスブックは、下記のURLからご覧いただけます。
URL:https://www.facebook.com/mclarenautomotiveJP

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