2015年F1オーストラリアGPの日曜決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは11位、ケビン・マグヌッセンはスタートできずに終わった。
■マクラーレン・ホンダ
レーシングディレクター、エリック・ブーリエ
非常に困難な週末であり、前向きな要素を見つけるのは難しいが、それでもいくつかあるのは確かだ。
何よりもまず、ジェンソンのマシンがレースを完走できたことは喜ばしい。彼は非常に優れた走りをし、何周にもわたってチェコ(ペレス)を巧みに押さえ続けた。そして56周を走り切り、大量の貴重なデータを我々にもたらしてくれた。
しかしながら彼は一度ならず二度もレースウイナーであるルイス(・ハミルトン)にラップされてしまった。パフォーマンスに関して課題があることは明らかだ。一方でコーナースピードはなかなかよかったし、MP4-30の中に潜在能力があるのは間違いなく、今後ホンダと我々はそれを引き出すことができるだろう。
ケビンは非常に不運だった。まだ詳細は不明だが、パワーユニットの問題により、スタートする前に彼のレースは終わってしまったのだ。
最後に大事なことを言いたい。毎日懸命に作業にあたってくれているメカニックたちに感謝し、彼らをたたえたいと思う。彼ら全員が陰のヒーローであり、だからこそこの場を借りて彼らへの称賛の言葉をはっきりと口にしたい。
2週間後にはマレーシア セパンでのレースに臨む。天候は極めて高温多湿であると予想される。この短い期間で調子が上向くと性急に予想するつもりはないが、できる限りあらゆる手段を使ってパフォーマンスと信頼性を向上させるために全力を尽くす。それは100パーセント断言できる。