レッドブル・レーシングの空力開発責任者、ピーター・プロドロモウがマクラーレンに移籍することが明らかになった。しかし加入は現在の契約が2014年末に終了した後になるものとみられている。
韓国GPの際にマクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、再び勝てる体制を作り上げるため、技術部門の大幅な変更を行うべく動いており、今後大きな動きがあると述べていた。
「まだ発表していないことがいくつかあり、それが発表された際には大きな注目が集まることだろう」とウィットマーシュ。
プロドロモウは2006年にレッドブルに加入する以前にはマクラーレンで空力責任者を務めており、マクラーレン時代から現在のレッドブルのチーフテクニカルオフィサー、エイドリアン・ニューエイと共に働いていた。
マクラーレンのマネジングディレクター、ジョナサン・ニールは、ホンダからパワーユニット供給を受ける2015年に向けて勝てる体制を作るため、プロドロモウ以外にも新たなメンバーを起用する予定であると語っている。
「我々はピーターを獲得した。彼がチームに加入してくれるのを非常に楽しみにしている」
「我々が現在行っている活動はこれだけではない。今年を通してさまざまな活動を行ってきた」
「チーム強化のために、他にも行っていることがある。2015年にホンダと組むにあたり、このチームをF1のトップに今後も位置付け、勝てる体制を作るため、我々は一連の活動を行っている」
レッドブルはプロドロモウを契約終了前に手放すつもりはないと述べており、彼がマクラーレンに加入するのは2015年からになりそうだ。
「彼を契約終了前に手放すようなことはない」とレッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは述べている。
「彼は現在の契約期間が終了するまでは我々のチームの一員だ」