フェリペ・マッサがブラジルのメディアに対してシンガポール・ゲートについてフェルナンド・アロンソは知っていたに違いないと述べたことを受け、フェラーリが声明を発表、マッサの発言は事実に基づくものではなく、ふたりの関係はこれによって悪化することはないと強調した。
autosport.comは、ブラジルメディアに対するマッサの発言を次のように伝えている。
「全体的に見て、彼(アロンソ)はほとんど問題ではない。あれはチームとネルソン(・ピケ)が起こしたことだった。でも、アロンソは問題の一部ではあった。彼は知っていた。僕らはそのことを知ることはできないが、もちろん彼は知っていた。絶対にね」
マッサのこの発言が騒ぎの元になっているとして、フェラーリは14日、以下のような声明を発表した。
「フェリペ・マッサがブラジルのジャーナリストたちとのランチにおいて行ったコメントによって、インターネットにおいて騒ぎが生じている。アロンソはシンガポール事件の詳細について知っていた可能性があるかと聞かれ、マッサはそれを認めた」
「その後、冷静になったマッサは、フェラーリのウェブサイトを通して(この発言に関して)説明することを望んだ」
マッサはフェラーリの声明において、次のようにコメントしている。
「僕が言ったのは、僕が受けていた感触の結果であり、何ら具体的な証拠に基づいた発言ではない。FIA世界モータースポーツ評議会は、フェルナンドが事件について知らされていた可能性があることを指し示すものはものはないと発表しており、僕はこの結果を尊重している」
「当然のことながら昨年のシンガポールで起こった事にはとても失望している。それについての考えはすでに何度も述べたので、そろそろこの章に幕を降ろし、将来を見るべき時がきた」
「僕とフェルナンドはチームメイトとしての関係を築くことになるが、この事件がその関係を損なうことは一切ないことは確かである」