フェリペ・マッサがハンガリーGPで負った怪我の検査を受け、結果は良好だったと、フェラーリが発表した。しかしマッサのF1復帰は2010年になりそうだ。
マイアミのジャクソン・メモリアル・ホスピタルの神経科学集中治療室で検査が行われた。
「ニューロメトリックスおよび衝撃検査、認知能力検査の結果、すべての結果が良好だった。目の検査も同様である」とフェラーリは、公式サイトで明らかにした。
「フェリペはレース復帰に向けすべてが順調に進んでいる」
しかしマッサは、ハンガリーでリヤサスペンションが直撃した箇所の形成手術を近々受ける必要があるとのことだ。その後の回復を待って、トレーニングを徐々にスタートできるとのことだが、今季中の復帰は難しいのかもしれない。フェラーリのリリースには以下のように記されている。
「当然のことながら、この(検査の)結果はマラネロの人々に大きな喜びと満足をもたらし、フェリペは次のレースシーズンのスタート時には100パーセントの状態で臨めるだろうとの可能性を感じさせた」
以前は母国ブラジルGPで復帰したいと語っていたマッサだが、復帰を急がず、回復に向けて一歩ずつ前進していきたいと述べている。
「検査の結果にはとても喜んでいる」とマッサ。
「小さな手術が終われば、ようやくジムに行ってトレーニングを始めることができるようになる。その後、カートでテストドライブをするだろう。一歩ずつ前に進んでいくつもりだ。体は目覚しい回復を見せており、今は回復することに集中している」