すでにドライバーズとコンストラクターズのダブルタイトルを獲得しているメルセデスが、ブラジルGPに新しい空力パッケージを持ち込んできた。コクピット前方バルクヘッドの上面に通気口が設けられ、おそらくフォース・インディアやマクラーレンが採用している「Sダクト」と同じ役目を果たすと予想される。

 Sダクトの主目的は、ノーズ上面をつたって流れてくる空気流が前方バルクヘッド上面で角度が変わって車体から剥離するのを、通気口から速い空気流を吹きつけることで抑止するためだと考えられている。抵抗の原因となる剥離を防ぐことができれば効率良くダウンフォースを維持しつつ、最高速を伸ばせるというものだ。

 Sダクトは2008年にフェラーリが初めてF1で採用。その後しばらく姿を見せなかったが、2012年にザウバーが採用して躍進するとレッドブルやトロロッソらが追随して現在ではトレンドのひとつになっている。メルセデスは木曜の自主車検でSダクトを搭載したマシンをチェック、金曜のフリー走行1回目に投入した。

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