キミ・ライコネンとの2年契約を発表したロータス・ルノーGPは、F1で成功できる体制を築くことを目指すなかでライコネンを獲得したと述べた。
ロータス・ルノーGPは今年けがで欠場したエースドライバー、ロバート・クビカの回復を待っていたが、クビカは来年開幕戦から戦うことは無理であると判断、他のトップドライバーを探さなければならなくなった。
チームのオーナー、ジニー・キャピタルの会長ジェラール・ロペスは、ライコネンとの契約発表において次のようにコメントした。
「今年ずっと、我々のチームは新たなサイクルのスタート地点にいると言い続けてきた。水面下で、成功する体制の基礎を築き、すぐにトップで戦えるようになるために懸命に取り組んできた。キミが我々のチームでF1に復帰すると決意してくれたのは、いくつかの発表の最初のステップであり、それによって我々は今後、コンテンダーとしてF1への関与をさらに深めることになるはずだ。もちろん我々は世界チャンピオンと仕事をするのを楽しみにしている。スタッフを代表し、エンストンの一員となったキミを歓迎したい。我がチームには人間らしいアプローチでF1を戦う環境があることは以前からよく知られている」
チームは今年後半、ビタリー・ペトロフとブルーノ・セナを走らせ、ペトロフは来季の契約を有しているものの、チームはサードドライバーのロメイン・グロージャンも昇格させたがっている。ライコネンとの契約発表の際、チームはセカンドドライバーについては何も触れていない。