TOCHIGI Le Beausset Motorsports

Super Formula
http://www.lebeausset-motorsports.com

ホームコースで健闘を誓った第4戦。
波乱の連続で、粘り強く完走!

スーパーフォーミュラ第4戦
8月23~24日
ツインリンクもてぎ
4.801km

予選
8月23日(土)
天候/曇り コース状況/ドライ

 今回も金曜日に専有走行が行われ、エンジンを含めたいくつかの仕様変更もあったこともあり、午後から1時間と30分間の2セッションが設けられていた。前回の富士ではマシンも好調だったことから、その延長線でセットが進められて、この専有走行でさらに詰められることとなっていた。走り始めは今回も順調にメニューは進み、周回を重ねるごとタイムを縮めていた。

 ところが、いったんピットに戻して微調整を行い、1分36秒932まで到達した次の周、4コーナーの立ち上がりで縁石に乗って姿勢を乱し、マシンはタイヤバリアに。そのダメージは一見した以上に大きく、その後のみならず2回目も走行できず。迎えた土曜日午前中のフリー走行はしっかりマイレージを稼ぐことに。過去のデータもフィードバックしつつ、セットを詰め続けていった結果、まずは35秒518にまで短縮を果たすことに。

 そのフリー走行より気温、路面温度とも著しく上昇したことにより、続いて行われた予選ではコンディションは悪化。それでもニュータイヤ2セットを投じて挑んだQ1では、最初のアタックで35秒047をマークし、2回目のアタックでは34秒660にまでタイムを伸ばし18番手に。その後、3台に車両規定違反があり、タイムが抹消されることになり、繰り上がって、決勝レースは16番手、8列目から挑むこととなった。

決勝
8月24日(日)
天候/晴れのち雨 コース状況/ドライ~ウェット

 日曜日の早朝に行われたフリー走行においても周回を重ね、決勝レースに向けたセットで徐々にタイムは刻まれていき、終盤にはコンスタントに36秒台で周回していったばかりか、終了間際には36秒418をマーク。確かな手応えを得られていた。

 ところが、スタート進行が始まって間もなく、8分間のウォームアップでシステム上のトラブルからギヤに不具合が発生してしまう。そのため、マシンはグリッドに並べられることなく、ピットスタートを余儀なくされることに。それでもメカニックたちの必死な修復によって、スタートシグナルのブラックアウトと同時にピットロードへと送りだしスタートをきる。最下位からの開始となったものの、前後にマシンを置かぬクリアラップでの走行だったこともあり、中団にも匹敵する37秒台でコンスタントに周回。そして、14周目には早くも給油とタイヤ交換を行い、やがてラップタイムは36秒台に達し、さらなる追い上げを期待する展開となっていた。

 そんな矢先に雨が降り出し、瞬く間に豪雨の様相を呈するようになる。すぐにピットに戻り素早いメカニックの作業によりウェットタイヤに交換。すぐにコースに送り出しゴールを目指すも、46周目からはさらに雨が強くなったこともあり、セーフティカーがコースイン。ゴール間際にはかなり雨足は弱まったものの、バトル再開には適した状態ではないと判断されたことから、セーフティカー先導のままチェッカーが振られることに。その結果、17位でのフィニッシュを果たすこととなった。

 次回のレースは9月13~14日に、大分県のオートポリスで開催される。欧風のアップダウンに富んだテクニカルコースで、巻き返しのレース展開に期待がかかる。

チーム監督 坪松唯夫
エンジンが新仕様になり、ブレーキシステムも変更されたことからマイレージを稼ぎたいところであったが、初日の走りだしでアクシデントがあり、貴重な時間を失ってしまった。決勝に向けて方向性が見えたところでシステム上のトラブルからギヤが壊れてしまい、スターティンググリットに着くことは出来なかったが、メカニックの敏速な作業によりピットスタートが可能になった。雨の状況によっては大胆な作戦をと考えていたが、この雨量だと走ることすら危険な状況だった。

Driver 嵯峨宏紀
スタート直前にトラブルがあって、ピットスタートになってしまったのですが、メカニックの素晴らしい作業でスタートと同時にコースに送りだしてくれました。レースを開始してからのペースは良くて、中団ぐらいのペースで走れていたので、少しでも追い上げるという気持ちで臨んでいました。今週は走り出しから飛び出してしまったりとアクシデントが多過ぎて、思うようなレースウィークにならなかったのですが、これで1年分の厄を放り出したと思って、次はしっかり走ってよい流れを引き寄せるようにしたいと思います。

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