17日にチェッカーを迎えた第80回ル・マン24時間耐久レースで、2年連続のウイナーに輝いたアウディ1号車のアンドレ・ロッテラーは、レース終盤もアウディ同士で真剣勝負をすることができたと語った。
前半でライバルのトヨタ2台がリタイアしたため、レース終盤はアウディ同士の優勝争いが繰り広げられた今年のル・マン24時間。最後は、2番手走行の2号車がGTEクラスのフェラーリと接触、クラッシュしたことで勝負の決着がついたが、フィニッシュドライバーを務めたロッテラーは優勝のチャンスが最後まですべてのチームに与えられていたと述べた。
「アウディR18 e-トロン・クワトロは非常に優れたマシンで、その信頼性も非常に高いものだった。再び優勝出来たことは本当に凄いことだ。素晴らしく気持ちが良い」とロッテラーは語っている。
「レースは非常に激しい展開だった。レース序盤、去年はプジョーと、今年はトヨタとのバトルを繰り広げていた。残念なことにライバル達はリタイアしたが、その後はゼッケン2号車と激しいバトルを展開していた。アウディスポーツは、私たち全員に等しく優勝のチャンスを与えてくれた。チームメイト同士でも真剣勝負が許され、これこそがレースという感じであった」
「昨年、2つの大きなアクシデントの末にプジョーと戦った経験を活かし、今年もチーム全員がさらなる成長を遂げていた。そしてアウディ同士でのバトルを経験したことにより、我々はさらに大きく成長したと思う」