昨年まではロータスの名前でWEC世界耐久選手権に参戦していたバイコレス・レーシングは、2015年シーズンのLMP1クラスへのフル参戦を申請したことを明かすとともに、今季は改良された新たな仕様のマシンを投入すると発表した。
ロータスとしてWECに参戦していたこのチームは、13年シーズンまではLMP2クラスで活躍し、14年にLMP1クラスへとステップアップ。第4戦オースティンからCLM P1/01と名付けられたマシンをLMP1-Lクラスに投入していた。15年シーズンに向けては、ロータスとの契約が終了したことから、チーム名が新たに『バイコレス(ByKolles)』へと改称された。
そんなバイコレスは22日、15年シーズンもCLM P1/01でWECへの参戦申請を行ったことを発表。また、チームを共同所有するコリン・コレスは、ル・マン24時間後は参戦体制を2台へと拡大するだろうと明かしている。
15年仕様マシンは、名称に変更はないものの、新たなギヤボックスが搭載されるとともに、サスペンションはフロント/リヤともに新しいものに。空力も改善されているほか、重量も大幅に削減されているということだ。
ロータス時代からチームを指揮しているボリス・バーミスは、14年を振り返るとともに、15年シーズンに向けて次のように語っている。
「昨年は多くのことを学び、様々な課題に直面した」とバーミス。
「困難な状況の中で非常に良い進歩を遂げることができた。ただ、2015年シーズンに向けては大幅な改善をする必要があることにも気付いていたんだ」
「(マシンの)製作のためにチームは昨シーズンの終わりから懸命に作業してきた。競争力の高いマシンになっていると信じているよ」
15年仕様のCLM P1/01は3月末のポールリカールテストを前に公開される予定。また、ドライバーラインナップに関しては数週間のうちに発表されるということだ。
またバイコレスは同時に、オーストラリアのスポーツスポンサーシップ企業、イエローウイングスとのパートナーシップも発表している。