WEC世界耐久選手権のLMP1-Lクラスに参戦しているロータスは、前戦富士でマシンの炎上に見舞われたものの、31日に開幕したシリーズ第6戦上海への出走を果たしている。
昨年までLMP2クラスを戦っていたロータスは、新型車両のCLM P1/01・AERで今季第4戦オースティンからLMP1-Lクラスに参戦。ただ、第5戦富士の終盤に、ピットロード入口でマシンから激しく出火。上海戦に向けてマシンをリビルドするとして、エントリーリストにも名を連ねていた。
ロータスは富士戦後、100時間以上の作業を経てマシンを修復。火災によって損傷してしまったシャシーや燃料系、ボディワーク以外にも、リスクを避けるため、ダメージを受けなかったパーツもほぼすべて交換したという。
チームマネージャーのマルコ・ファン・ドメルは、走行を前に「多くのものは火災でダメージを受けていないようにも見えたが、消火器というのはパーツに対してかなり良くないものなんだ。だから、ほとんどすべてを交換したよ」と語っている。
そんな9号車ロータスだが、初日の2度のフリー走行に無事出走。雨絡みとなった初日は28周をこなしている。なお、ドライバーにはピエール・カッファーとルーカス・アウアーがラインナップされている。