「チーム・ロータス」の名称の使用権をめぐって争っているグループ・ロータスに関し、ロータス・レーシングのチーフテクニカルオフィサー、マイク・ガスコインは、単なるスポンサーとしてF1に参戦しようとする考えが理解できないと批判した。
ロータス・レーシングは、2011年には「チーム・ロータス」の名称で参戦することを発表したが、その後グループ・ロータスが権利は自身が所有していると主張、両者はこの件で争っている。しかし11月30日にFIAが発表した来季エントリーリストでは、同チームは「チーム・ロータス」として記載されていた。
グループ・ロータスはルノーと提携してF1に関与するものと予想されているが、エントリーリストでのルノーの名称は「ルノーF1チーム」となっている。
しかしガスコインはEastern Daily Press紙に対し、「チーム・ロータス」の名称を使用することに関して問題があることを認め、またスポンサーとしてF1に関与しようとしているグループ・ロータスの考えが理解できないと語った。
「(ロータスの創設者)コリン・チャップマンがF1にスポンサーシップをもたらした時、彼はスポンサーを受ける側になろうと考えたのであり、金を払う側になるつもりはなかったはずだ」とガスコイン。
「コリン・チャップマンはエンジニアリングに関与し、レーシングカーを作った。それがチーム・ロータスが成し遂げたことであり、我々が今行っていることだ」
「フランスの自動車メーカーのスポンサーとなって、バッジをつけるようなことはしない。そういうことは私には理解しがたい」