チーム・ロータスのボス、トニー・フェルナンデスは、ケータハムの買収発表の後、チームの名称を変更する計画は今のところないと述べた。一方、自身が所有するGP2チームはケータハムの名称に変更する意向だということだ。
27日、ダックスフォード飛行場でのイベントにおいて、チーム・ロータスはイギリスのスポーツカーメーカー、ケータハム・カーズの買収を正式に発表した。これによってチームは将来名称を変更するのではとの推測がなされている。“チーム・ロータス”の名称使用権について、チームはロータス・グループと争っている。
しかしフェルナンデスは、チームの名称についてはまだ決定を下していないが、ロータスとケータハムがずっと手を携えていくことを望んでいると語っている。
「正直な話、まだ分からない」とフェルナンデスは、名称変更の可能性について述べた。
「訴訟などさまざまな問題がどうなるのかを見守っているところだ。だが、理想的なシナリオは、両者の融合だろう」
「それぞれのブランドが表すものがそのうち理解されるだろう。私は、我々が両方を持ち続けることを願っている」
フェルナンデスは、訴訟で勝ち目がないと考えたためにケータハム買収を決めたわけではないと述べている。
「大勢の人が、チーム・ロータスの名を失いそうだからこういう動きに出たのかと言っている。そうではない」
一方フェルナンデスは、現在エアアジアという名称のGP2チームに関しては、レギュレーションが許せば名称を変更するつもりだと認めた。GP2は来週トルコで開幕を迎える。
「ケータハム・GP2チームが参戦するだろうことをここで明らかにする」とフェルナンデス。
「レギュレーションをチェックした上で、チームの名称を『ケータハム』に変更する。エアアジアはスポンサーということになる」
「つまりエアアジア・ケータハムだ。今聞かれたからこう答えたが、まだ時期などについてははっきりしていない」