「チーム・ロータス」の名称に関する権利問題が訴訟にまで発展する中、ロータス・レーシングは、この件に決着がつくまではコメントを控えるとの声明を発表した。
ロータス・レーシングはシンガポールGPの週末に、「チーム・ロータス」の名称に関する権利を取得したため、2011年にはこの伝説の名前でF1に参戦すると発表した。しかしその後、グループ・ロータスの親会社であるプロトンが、「チーム・ロータス」の名称を使用する権利は自分たちにあると主張し抗議、これを受けてトニー・フェルナンデスは事実関係をはっきりさせるために訴訟を起こしたと発表した。
「ロータス・レーシングとプロトン/グループ・ロータスの間の問題に関して一般に混乱が生じるのを軽減するため、ロータス・レーシング株主およびチーム副代表のダト・カムラディン・メラヌンは、最近、プロトン・アドバイザー、トゥン・マハサーと会う機会を持った」という声明をロータス・レーシングは30日に発表した。
「会合の目的は、直接問題について話し合い、ロータス・レーシングの今後の行動について合意することだった」
「ロータス・レーシングは自身の権利の範囲内で行動していると確信しており、この会合の結果、チームはこの件について今後はコメントを一切発表しないこととした」
「我々は訴訟を進める機会を持ったことを喜ばしく思い、公平な調査が行われることを確信している。この件における決定は後日発表される」