F1第1戦オーストラリアGPは現地時間26日にフリー走行の3回目が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は7番手につけた。

 グランプリ2日目、午後の予選を前にしたP3は現地時間の12時スタート。セッション開始時の天候は曇り、気温16度、路面温度は22度のドライコンディションとなった。

 セッションが始まるとチーム・ロータスのヘイキ・コバライネンを先頭に各車が続々とコースインし、開始10分までに22台のマシンがひとまずインスタレーションラップを終える。一方でHRTは前日に引き続きガレージ内での作業に追われ、未だ一度も走行していないナレイン・カーティケヤンはピットウォールでコースを見つめたまま。頼みのビタントニオ・リウッツィも開始10分過ぎにコースインしたもののアウトラップで早くもマシンを止めてしまった。

 そんななか、開始15分過ぎにヴァージンのティモ・グロックが最初にタイムを刻んでくると、20分以降は他のマシンも次々と計測ラップに向かっていく。ウイリアムズの新人パストール・マルドナドは6コーナーのブレーキングで姿勢を乱してコースアウト。マシンはウォール手前でなんとかストップしたものの身動きがとれない状態となり結局クレーン車で引きあげられてしまう。

 コース上ではその間にベッテルが1分27秒337をマークしてトップに浮上。メルセデスのニコ・ロズベルグ、マクラーレンのジェンソン・バトンらが2、3番手タイムを刻んでくる。その後、セッション折り返し過ぎにマーク・ウエーバーが1分26秒台に入れ、ベッテルのタイムを更新した。

 残り20分を迎えたところでマクラーレンのバトンがオプションのソフトタイヤに履き替えタイムを計測。1分25秒台へと一気にタイムを伸ばしてトップを奪ったが、直後にハードタイヤを履くベッテルがさらにそのタイムを上回ってリードを許さない。フェラーリのフェルナンド・アロンソとマクラーレンのルイス・ハミルトンもそれぞれオプションを履いたマシンでタイムを伸ばしてくるが3番手止まりとなっている。

 セッション終盤も残り10分となり各車ソフトタイヤを履いて予選モードに突入していく。だが、ここでもベッテルの速さが際立ち、全セクターをベストでまとめあげて1分24秒507というトップタイムをマークし、万全の態勢でこのセッションを終えることとなった。2番手にはチームメイトのウエーバーがつけ、またもレッドブルが1-2。3、4番手にハミルトンとバトンのマクラーレン勢が続き、ルノーのビタリー・ペトロフが5番手につけた。

 フェラーリのアロンソが6番手。ザウバーの小林可夢偉は7番手につけて予選トップ10進出へ弾みをつけた。HRTのナレイン・カーティケヤンはセッション終盤にようやくコースインを果たし5周を走行、この後の予選で107%ルールの壁に挑む。

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