小林可夢偉が、来年に向けての目標はF1に復帰することであると改めて述べると共に、能力より金銭面によってドライバーが選ばれる、今のF1の傾向が変わることを願っていると語った。

 今季F1のシートを獲得できなかった可夢偉は、フェラーリと契約し、AFコルセからWEC世界耐久選手権に参戦している。

「今年はこれまでとは違う一年を送っている」と可夢偉はフェラーリの公式サイトにおいて語っている。
「レースをしないより、フェラーリと共に458 GTでレースをするという新しい冒険にチャレンジすることを選んだ」
「FIA WECでは、僕らはトップから遅れており、その差を縮めなければならない。でもあと5戦あるから、マシンを改善させられれば、タイトルを獲得するチャンスはある」
「僕自身に関しては、いい印象を残せたと考えている。クローズドカーでの初めてのシーズンなのだし、チームメイトのトニ・バイランダーはこの手のレースに10年も参戦している、力のあるドライバーだからね」

 F1チームには、持ち込める資金よりも能力でドライバーを選んでほしいと、可夢偉は述べた。
「今は、ドライバーを、コース上の能力よりも持ち込める金額によって選びたがるチームが多い。この傾向が今後変わることを願っている。僕はできるだけ早くF1に戻ることを目指しているし、成功するために努力している」
「今の僕にできるのは、GTレースでフェラーリのために全力で戦うこと、チームに頼まれた仕事をすることだ。たとえば、今回のようなイベントとか、シミュレーターでマシン開発のための作業をするといったようなね」

 この週末、可夢偉はモスクワでのイベントでF60を走らせた。

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