F1第4戦トルコGPの公式予選Q1は、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉はトラブルに見舞われQ1でノックアウトとなった。
予選最初の争いとなるQ1は20分。セッション開始時の天候はフリー走行に引き続き晴れで、気温は18度、路面温度37度というドライコンディションとなった。
迎えたセッション序盤。上位勢で最初に計測ラップを行ったセバスチャン・ベッテルが1分27秒039で早くもトップに立つと、チームメイトのマーク・ウエーバーも僅差で2番手につける。
初日のフリー走行から好調な走りを見せるメルセデスのニコ・ロズベルグも一旦はレッドブルに続いたが、その後タイムを上げたマクラーレンの2台がロズベルグからポジションを奪い、3、4番手につけた。
一方、セッション開始とともにコースインしていたザウバーの可夢偉は、3周目のファーストアタック中に突然マシンのパワーを失いスローダウン。なんとかピットまで戻ることはできたが、可夢偉はそのままマシンを降りてしまった。
その後、Q1突破をかけた終盤2回目には、上位勢の中で唯一フェラーリ勢が走行を行い、ソフトタイヤを投入したマッサがトップタイムをマーク。ハードタイヤで走行を続けたフェルナンド・アロンソも5番手につけた。
トラブルの可夢偉は結局、コースに戻ることはできずノータイムのまま時間切れ。予選107パーセントのタイムを記録できなかったため、決勝への出走はスチュワードの判断をあおぐことになった。なお、予選20番手のジェローム・ダンブロジオは初日の黄旗無視により5グリッド降格となることが決まっている。