元F1ドライバーで、現在BBCのF1解説者を務めるデイビッド・クルサードが、今季F1では過去に例を見ないほどの熾烈なタイトル争いが繰り広げられており、これを制した者は史上最も価値あるチャンピオンといえると述べた。そして彼はフェルナンド・アロンソがそのドライバーになるだろうと予想している。
残り2戦の段階で、タイトル争いの権利を残したドライバーは5人。その中でトップに立っているのは、シーズン中盤にはタイトル争いからほぼ脱落したと思われたアロンソだ。
クルサードは、アロンソは極めて優れたドライバーであり、今勢いに乗っており、タイトル獲得の経験も持っているため、アロンソがこの熾烈な戦いを制するだろうと予想した。
「フェルナンドは、今季第2戦以来初めて選手権トップのポジションに戻ってきた」とクルサードはTelegraphの自身のコラムにおいて記している。
「今彼は勢いに乗っている。韓国前にはマーク・ウエーバーがチャンピオンを獲ると考えていたが、その時と同じ理由で、11月14日アブダビでワールドタイトルを手にする最有力候補はフェルナンドだと、私は今思っている」
「マシンの力が接近している場合、優位に立っているドライバーが有力と考えなければならない。その男が2度のワールドチャンピオンで、同世代の中で間違いなく最も優れたドライバーである場合はなおさらだ」
「(ミハエル・)シューマッハーが引退した後、フェルナンドは私にとっても、大半のドライバーたちにとっても基準となるドライバーだった。2007年の戦術は私は気に入らなかったし、その年のブダペストの予選でルイス(・ハミルトンのアタックの機会)を妨害した時のことは恥じていてほしいと思う」
「だが彼はコース上では常に、難しい相手でありながらフェアなのを私は知っている」
「『容赦ない』という表現が彼を表す最もいい言葉だと思う。素晴らしい才能に加え、彼は冷静に計算できる性格を備えている」
「彼はコース外でもアドバンテージを得るためにはおそらく何でもするだろう」
「最終的に誰が今年のタイトルを獲得したとしても、そのドライバーはチャンピオンにふさわしい。過去例を見ないほどの接戦でありプレッシャーがかかったシーズンだったことを考えると、今季のチャンピオンはF1史上最もタイトルにふさわしいドライバーであるといえるかもしれない」
