「マッサの人生相談」Season2 第4回は、「相談」というより「質問」です。フェリペ・マッサさんと若きチームメイト、バルテッリ・ボッタスさんとの関係は本当のところ、どうなのか……? 好調ウイリアムズで予選、決勝ともに競り合っているふたりの関係、気になるところです。
第4回「本当のところ、バルテッリとはどうなんですか?」
マッサさんはこれまで年上のチームメイトばかりでしたが、今年は2年目の若いボッタス選手がチームメイトですね。マッサアニキは、若いドライバーとどのように接していますか? やりづらくないですか? ご飯など積極的に誘ったりするんですか? (26歳男性)
マッサ「バルテッリとの関係は良好。彼でなく他チームに勝つことが目標なんだ」
「僕は年上、年下にかかわらず誰とでも良い関係を築いている。デビューした時からずっと『君はまだ若いんだから』と言われ続けてきたけど、もうそんなことを言う人もいないし、さすがに歳を取ったなと感じるよね(苦笑)。でも僕はF1が大好きだし、その気持ちに変わりはない。それが大切なんじゃないかな」
「バルテッリ(・ボッタス)は若いけど謙虚だし、チームの仲間たちとともに学び成長しようという姿勢だから、彼との間でも何も問題はないよ。僕も若い頃からずっとそうだったんだけど、少しでも分からないことがあれば周りの人に聞く。サーキットではずっと一緒だし、もちろんお昼ご飯を一緒に食べたりもするよ。そうやって良い関係を築いてきたんだ」
「僕らはチームメイトであって、僕は彼を打ち負かすためにここにやって来たんじゃない。力を合わせて2台ともに上位に押し上げ、他の全員を倒すために戦わなきゃだめさ」
「クルマの中で戦っている間は自分の歳のことなんか考えないよ。自分の仕事、ドライビングに集中するだけだ。ただ、大切なのは自分の経験を最大限に生かし、自分の仕事をより良くすること。僕が常に心がけているのはそれだね」
オーストリアでは2008年以来のポールポジションを獲得して世界中を感動の渦に巻き込んだマッサアニキ。予選では一歩及ばなかったボッタスくんは決勝でアニキの前に出て3位初表彰台を達成しました。予選、決勝、それぞれに悔しい思いをしたはずですが、その後、ちゃんと健闘を称え合っていたふたりです。
「バルテッリを打ち負かすためにここに来たんじゃない」と言うアニキですが、もちろん誰にとっても同じマシンに乗るチームメイトは最大のライバルなので、打ち負かす気まんまんのはず。年が離れたふたりですが、今後もお互いへのリスペクトを持ちつつ、すごい戦いを見せてくれることでしょう。アニキの表彰台も近いうちに見られますように!
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第1回「上司に愛されるコツは?」
第2回「仕事と私、どっちが大事なの?」
第3回「新しい学校になじめません(泣)」