韓国GPの舞台となる韓国国際サーキットの最終査察が、予定されていた日程よりさらに1週間延期されたと伝えられている。
FIAによる最終査察は、通常よりはかなり遅い日程が組まれ、9月21日に行われることが決まっていた。しかしこれが1週間延期され、9月28日に行われることになったと、SPEED.comが報じている。
当初の21日では、韓国の祭日の関係でロジスティクス面で不具合があるとして、チャーリー・ホワイティングが延期を決定したという。
FIAスポーティングレギュレーションにおいては、グランプリ開催日の90日以上前に査察を行う旨定められているが、韓国国際サーキットに関しては、グランプリの作業がスタートする10月21日木曜日のわずか23日前に査察が行われることになる。
一般的に考えれば、この査察が韓国GPにとってのデッドラインであるとみなされるが、FIAとしては、9月28日に工事が終了していなくても予定どおりグランプリ開催を押し進める意向だという。ただし、直前になってイベントがキャンセルされる可能性はないとはいえないとのことだ。
今月初めにカルン・チャンドックがデモランを行った際には、路面の最終舗装が行われていなかったということで、サーキットをデザインしたヘルマン・ティルケが、スタッフを派遣し、作業の進行をチェックさせていると伝えられている。