セバスチャン・ローブの脱落で一躍ダカールの主役に躍り出たステファン・ペテランセルに、燃料補給違反の疑惑が浮上している。
プジョー2008DKR16をドライブする5度のダカールウイナーは、ステージ中に未許可のエリアで燃料補給を行ったとして、イベント当局から事情聴取を受けている。
彼の疑惑が違反と判断されれば、首位の座を失う可能性は大きく、2分9秒差の総合2番手につけるカルロス・サインツ(プジョー2008DKR16)にチャンスが転がり込む。総合3番手には14分43秒差でナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)がつけている。
ただ、プジョー・スポール代表のブルーノ・ファミンは、違反はなかったと認めていない。
「燃料補給のポイントはロードブックの中に存在する。なぜ、このような状況に陥ったのか理解していない」とファミンが語ったと、motorsport.comが伝えている。
「我々は、最高のスポーツマンシップを持って戦っている」
しかし、X-raidチームのスベン・クワントは、ステージ8の燃料補給に関する規則はドライバーズ・ブリーフィングで明らかにされていたと語っている。
「規則は非常に明白で、判断は容易だ」
「ミーティングでは燃料補給の場所はないと通達があった。規則でもそうなっている」
「要点は100パーセント明白だ。ロードブックの補給ポイントは2輪とクワッドのもので、4輪ではない」
