9日にバーレーンで行われたインシーズンテスト2日目となる最終日は、メルセデスのルイス・ハミルトンが総合トップタイムをマークした。
この日シルバーアローをドライブしたハミルトンは、朝のセッションで2日間の総合トップとなる1分34秒136を記録。前日のニコ・ロズベルグに続き、最多の118周を走破したハミルトンは、2番手以下を1.4秒置き去りにすると、その後はピレリとともにタイヤテストも実施。ピットウォールでは、恋人のニコール・シャージンガーも見守る余裕ぶりだった。
メルセデスをのぞくトップはトロロッソのジャンーエリック・ベルニュ。3番手にはマクラーレンのケビン・マグヌッセンがつけたが、彼はランチブレイクを前にテクニカルトラブルに見舞われ、グラベルにストップ。修復作業で時間をロスしたマクラーレンはトータル26周と十分な走り込みはできなかった。
フォース・インディアのセルジオ・ペレスが4番手。電気系のトラブルで午前中ノータイムだったレッドブルのダニエル・リカルドが午後のセッションで67周を走り、5番手タイムをマークしている。
93周をカバーしたジュール・ビアンキは、レッドブルに1000分の6秒差となる1分37秒316で6番手。ザウバーをドライブしたギド・バン・デル・ガルデは序盤にエンジントラブルで2時間をロスしたが、最終的にはセルゲイ・シロトキンのタイムを1.4秒上回った。
フェラーリは12周でテストを終了。キミ・ライコネンのシャシーをドライブしたフェルナンド・アロンソだったが、序盤にダメージが発覚。チームは予防策として走行を切り上げる決断を下した。ライコネンはバーレーンGPの金曜フリー走行で、縁石にのった際にマシンが大きく跳ね上がり、路面に強く叩きつけられている。
ケータハムのマーカス・エリクソンはERSの電気系にトラブルが見つかり、66周で走行を終了。ウイリアムズは、フェリペ・ナスールがメルセデスとともにタイヤテストを行った。
ロータスは、初日のパストール・マルドナドに続き、ロマン・グロージャンもエンジントラブルで16周しか走れず。2日間合わせても32周と厳しい結果に終わっている。