ル・マン24時間を運営するACO(フランス西部自動車クラブ)は29日、来季のインターコンチネンタル・ル・マン・カップ(ILMC)のカレンダーを発表した。昨年6月の発表とは異なるカレンダーで、日本で予定されていた富士戦がカレンダーから無くなっている。

 今回発表されたカレンダーはル・マン24時間本戦を含め全7戦で、ヨーロッパでル・マン含め4戦、アメリカで2戦、アジアで1戦という内訳となっている。アジア戦は11月12日で、中国国内のいずれかのサーキットでの開催となる。

 ACO代表のジャン-クロード・プラセルは「このバランスがとれた、6カ国3大陸でのカレンダーを開催することができて感謝している。ILMCは2011年に真の飛翔を遂げる。ル・マン24時間の成功したレギュレーションを基準としたチャンピオンシップを開催することで、1923年以降我々の基盤となっている耐久レースはより名声を得るだろう」と語っている。

 一方、昨年のル・マン24時間で発表された当初のカレンダーには名前が記載されていたものの、その後名前が無くなり、今回のカレンダーでは記載されないことになってしまった富士スピードウェイでの開催については、ACOから発表されたプレスリリースには一切その理由について触れられていない。

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