例年になく遅いスタートとなった2014年のダカールラリーは、アルゼンチン東部のロサリオからスタート。2日間西進しアンデス山脈に沿うように北上、11日に北部の都市サルタで休息日を迎える。500kmに及ぶループステージを挟んだ後にアンデス山脈を越えてチリへ入国、いったん北上してイキケに到達してからはゴールのバルパライソまでひたすら南下するというルートをとっている。
4輪部門では近年のダカールの覇者、Xレイドが運営するMINIオール4レーシング。優勝候補筆頭のステファン・ペテランセルに、バギーから乗り換えたナッサー・アル‐アティヤ、ナニ・ロマ、オーランド・テラノバ、クリスツォフ・ホロウィックら総勢11台での出場。また、バギーで出場するカルロス・サインツ、ハマーで常連となったロビー・ゴードン、トヨタ・ハイラックスのジニール・ドゥビリエといった顔ぶれも健在だ。
さらに今年はフォード・レーシングが2台のレンジャーで登場。南アフリカのピーターマリッツバーグをベースとするチームからアルゼンチンのルチオ・アルバレス、南アフリカのクリスチャン・ビサーが出走する。
一方、市販車部門では2年連続で悔しい結果となったトヨタ車体がトップ奪還を狙って参戦。1号車に三橋淳/アラン・ゲネック、2号車にニコラ・ジボン/三浦昂と、ドライバー布陣は変えずに王座を目指す。
また、カミオン部門では日野チーム・スガワラがクラス連覇を期して出場。1号車を父の菅原義正、ニューマシンとなった2号車を息子の照仁がドライブする。
<ダカールラリー2014 4輪/カミオン部門日程>
1月5日\tロサリオ〜サンルイス:809km/180km
1月6日\tサンルイス〜サンラファエル:798km/433km
1月7日\tサンラファエル〜サンフアン:596km/301km
1月8日\tサンフアン〜チレシト:868km/657km
1月9日\tチレシト〜トゥクマン:911km/527km
1月10日\tトゥクマン〜サルタ:694km/424km
1月11日\tサルタ(休息日)
1月12日\tサルタ〜サルタ:763km/533km
1月13日\tサルタ〜カラマ:812km/302km
1月14日\tカラマ〜イキケ:451km/422km
1月15日\tイクイケ〜アントファガスタ:689km/631km
1月16日\tアントファガスタ〜エルサルバドル:749km/605km
1月17日\tエルサルバドル〜ラ・サレナ:699km/350km
1月18日\tラ・サレナ〜バルパライソ:535km/157km
(距離は総走行距離/SS距離)
