スーパーGTシリーズをプロモートするGTアソシエイションは12日、9月20日〜22日に開催されるアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)第5戦富士について、スーパーGT300クラスに参戦する車両が参加した場合、エントリーフィーが減額されるほか、スーパーGTのシリーズポイントが付与されると発表した。

 今季からル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブが展開するAsLMSは、5月の中国・ズーハイを皮切りに上海、オルドス、韓国のインジェ、富士、インドネシアのセントゥールと全6戦で争われるシリーズ。トップカテゴリーはプロトタイプのLMP2で、LM-GTE、そしてカップカーやGT3車両が想定されているGTCクラスが参加できる。

 このAsLMSについては、2012年8月にACOとGTAの間で、スーパーGT300クラスに参戦する車両がGTCクラスに出場することができる合意がなされ、FIA-GT3規定車両のみならず、スバルBRZなどJAF-GT車両も出場できることになった。また、同時にGTAはAsLMSの開催に向けACOと協力関係を結んでいる。

 今回GTAから発表された内容によれば、AsLMS第5戦富士に設定される『SGTクラス』には、2013年のスーパーGTシリーズに公式登録しているエントラントで、実際にスーパーGTに参加している車両、ドライバーに限って参戦が認められるという。なお、参加条件(リストリクター、車重等)はGTAが定めた値とし、装着タイヤは原則としてスーパーGTで使用しているタイヤのみが認められるという。

 しかも、この大会への参加に関するエントリーフィーは、GTAが一部を負担し大幅に減額されるほか、このSGTクラスの1位から10位までの入賞車に、スーパーGTのシリーズポイントがチーム、ドライバーともに付与されることになった(得られたポイントは次大会へのウエイトハンデの計算に算入される)。

 これはシリーズランキング上位を狙うGT300チームにとっては非常に魅力的で、うまくレース結果を残せば、シリーズ戦以外での“ボーナスポイント”を獲得することができる。このポイントをめぐり、AsLMS富士戦には多くのGT300チームが参加することになるはずだ。

 このレースにはGT500車両は出場できないため、GT300車両とLMP2、LM-GTE車両等ふだんは見られない混走を見ることができるはず。ファンにとっても楽しみなイベントのひとつとなりそうだ。

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