ヨーロッパのGT3カーによる耐久レース、ブランパン耐久シリーズを運営するSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)は3日、7月24日〜28日に開催されるスパ24時間耐久レースのエントリーリストを発表した。
過去にはツーリングカーレースの一戦として開催されてきたスパ24時間は、近年ではFIA-GT3車両によるレースへと変貌。現在はヨーロッパで多くのエントリーを集めるブランパン耐久シリーズの一戦として争われている。
3日に発表された今季のエントリーリストには、プロカップ/プロ-アマカップ/ジェントルマン・トロフィーの3カテゴリーで総勢72台という大量エントリーが記載された。うち70台がFIA-GT3規定車両となっており、ポルシェカレラカップカーが2台参戦する。
プロカップには通常のブランパン耐久のレギュラーに加え、アストンマーチン・レーシング(AMR)がベルトラン・バゲット/ダレン・ターナー/ジェイミー・キャンベル-ウォルターという3人を揃えエントリー。また、今季WEC世界耐久選手権でポルシェAGチーム・マンタイとして活動しているマンタイ・レーシングが、マルク・リエブ/リヒャルド・リエツ/パトリック・ピレというワークスドライバーを揃えポルシェ911 GT3Rで参戦する予定となっており、車両を変えてル・マン24時間の“リマッチ”が展開されることになりそうだ。
また、昨年もこのレースを制したベルジャン・アウディクラブ・WRTは、WEC組からアンドレ・ロッテラー、マルセル・ファスラー、DTMドイツツーリングカー選手権からマティアス・エクストロームという強力なドライバーを起用している。ロッテラーは2号車、エクストロームとファスラーは13号車とそれぞれアウディR8 LMSウルトラをドライブする予定だ。
なお、ニッサンGT-RニスモGT3は総勢4台がエントリー。JRMレーシングからプロカップに1台、プロ-アマカップに1台が参戦。ニッサンGTアカデミー・チームRJNからは2台がプロ-アマカップに登場する。