BMWザウバーF1チームのボス、マリオ・タイセンは、チームにとって70戦目であり最後のグランプリとなるアブダビには、複雑な気分で臨むことになると述べた。

 ヤス・マリーナ・サーキットという初めてのコースでレースをするチャレンジを前にして興奮してはいるものの、BMWにとって最後のレースを迎えることになり、チーム全員が悲しみを感じるだろうと、タイセンは語る。

「アブダビには複雑な気持ちで向かうことになるだろう」とタイセン。
「ブラジルで8ポイント獲得したため、コンストラクターズ選手権でひとつ順位を上げることができた。我々は今季最終戦にも極めて高い士気をもって臨む」
「新たなF1開催地でレースをするのが楽しみだ。マリーナ・サーキットの雰囲気を早く味わいたい。しかしアブダビに向かう際には我々チームの中には大きな悲しみが漂うはずだ。これは我々BMWザウバーF1チームにとって70回目であり最後のレースになるのだから」

「これが我々にとって4年目のシーズンであり、残念ながら最後のシーズンになることを別にすれば、2006年から自分たちが成し遂げてきたことには非常に満足している。チーム設立から最初の3年間には、自らに課した目標を達成し、それを上まわるほどの結果を出した」
「最初のシーズンに2回表彰台を獲得し、2年目には選手権3位の地位を確立した。この年にはロバート(・クビカ)がモントリオールで大クラッシュを演じた。彼が無事だと聞くまでの時間は、まるで永遠のように長く感じられた。いいニュースが聞けたために、ニック(・ハイドフェルド)の2位を喜ぶことができた」
「1年後のモントリオールで、我々は最大の成功を収めた。ロバートとニックが続いてフィニッシュして1-2を決め、その後も我々の活躍はとどまるところを知らなかった。シーズン終盤まで三つ巴のタイトル争いに加わり、2008年には合計11回の表彰台フィニッシュを達成、素晴らしい信頼性を発揮した」

「この年の成功をベースに2009年にさらなる活躍ができなかったことに、もちろんチーム全体が失望している。2009年にはタイトルを争いたかった。だが我々は決して諦めなかった。BMWがF1からの撤退を発表した後でさえもだ。これこそが我々チームのキャラクターを表している」
「F1において成功を収めてきたこの道筋を、BMWザウバーF1チームの後継チームが引き継いでいくことを願っている」

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