今季から名称を変更し、LMP2をトップカテゴリーにスタートしたヨーロッパ・ル・マン・シリーズ(ELMS)だが、第2戦ゾルダーについてはエントリー不足を理由に、開催がキャンセルされることとなった。
2012年から新たにWEC世界耐久選手権がスタートしたことにより、ELMSはヨーロッパのみの選手権として開催。1日にはポールリカールで第1戦が行われ、21台が出走した。しかし、第2戦ゾルダーについては19台のみのエントリーとなり、ELMSのプロモーターを務めるパトリック・ペーター、WECゼネラルマネージャーのジェラール・ヌーブ、ACOのピエール・フィヨン、ヴァンサン・ボメニル、チームとの協議の末、第2戦のキャンセルが決まった。
発行されたプレスリリースには、ペーターのコメントとして、第3戦に予定されているドニントンパークでのレースに25台のマシンを集めるべく、最小限の時間的余裕を作るためだという理由が述べられている。
フィヨンは2013年にはLMP1のエントリーをせずに、35台が集められるだろうと語っている。なお、今回のゾルダー戦のキャンセルにより、WEC第2戦スパに特定のELMSチームが受け入れられる可能性が示唆されている。