今季のERC最終戦、第11戦ツール・ド・コルス(拠点アジャクシオ、ターマック)は11月7日、レグ1に設定された6SSの走行を終えて、フランスのステファン・サラザンが首位につけた。ブライアン・ブフィエが1.7秒差で2位と、共にフォード・フィエスタRRCを駆るフランスのベテラン同士が接戦を展開している。

 開幕ステージでまず先行したのはサラザン。近年はル・マン24時間レースでその名を見ることが多いが、合間を縫ってラリー活動も続けてきたターマックスペシャリストだ。しかしSS2ではフランスきってのラリースト、ブフィエがベストタイムを取り返して応戦すると、続くSS3でも連取してリードを奪取する。

 ところがSS4でタイヤにダメージを受けたブフィエが17秒をロスすると、再びサラザンが首位に浮上。ブフィエはこの日の残り2SSでベストを獲得し、サラザンとの差を詰めてきた。

「ブフィエといいバトルができた」とサラザン。「2回目のループはソフトタイヤを選んだけど、たぶんミスだったと思う。楽しむことを続けて、ビッグプッシュするよ」

 一方のブフィエは、昨年のコルシカの覇者。「SS5ではとてもいいタイムを出せたので、うれしいよ。できる限りの最高のレースをしている。明日は本当にタフになるし、集中力を途切れさせないようにしなくては」

 3位には、首位から38.3秒遅れでケビン・アッブリング(プジョー208 T16 R5)がつけた。プジョー・ラリーアカデミーのチームメイト、クレイグ・ブリーンは、SS4の後にトランスミッションのトラブルでリタイアを喫している。

 タイトルチャンスを唯一残していたセップ・ウィガンがテストでクラッシュした時点でタイトルが確定したエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)は、この日最後のステージでクラッシュを喫している。

 2WDカップは地元フランスのピエール-アントニー・ググリエルミ(ルノー・クリオR5)、プロダクションカップは、JRMが製作した4ドアタイプのスバルWRX STIで参戦しているキース・クローニン(アイルランド)が首位に立っている。

 最終日のレグ2には5SS、116.16kmが設定されている。

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