ERC第4戦サーキット・オブ・アイルランド(ターマック)は4月18日、デイ1の10SSを終えて、エサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアS2000)が12.6秒差をつけての首位に立った。前戦アクロポリスでプジョー208T16にERCデビューウィンを献上したクレイグ・ブリーンが2位で追っている。3位にはWRC2にも参戦しているロバート・バラブル(フォード・フィエスタR5)がつけているが、首位ラッピとの差は1分40秒に広がっている。

 昨年はAPRCで圧巻の速さを見せつけたラッピは23歳の若手有望株。フィンランド出身だが、カートからモータースポーツを始めていることもあって舗装もグラベルも得意とするマルチな力量が、アイルランドで存分に発揮された。スタート前には、バンピーなアイルランドの舗装路を「(WRCフィンランド戦の名ステージ)オウニンポヤを舗装にした感じ」と表現していたラッピは、この日設定された10SSのうち7本でステージウィンを奪取した。

「ほぼ完璧な一日だった」とラッピは満足を見せる。「ベストを逃したのは3本だけ。どうしてタイムをロスしたのか、正直わからないよ。明日、クレイグが追い上げてきたとしても、3位以下とはかなり差がついているから2位は手堅い。スタート前に言ったように、フィニッシュしてポディウムに上がることがターゲットだから、明日はくだらないミスはしないようにリスクは一切負わない」

 一方、選手権スタンディングスでは首位に立っているブリーンはこの日、高速ステージの連続ジャンプで着地の際にリアガラスが割れるなど度々アクシデントに見舞われた。

「2位では満足しているとは言えないけど、エサペッカのタイムを見ると激戦になるだろうね」とブリーン。「ギャップはあまり大きくないし、今日のラスト3本は僕たちのタイムもよかった。明日のバトルは面白くなりそうだ。一番度胸のある人が勝つだろうね」

 ブリーンと共に前戦から208T16を駆るケビン・アッブリングはブリーンと激しい2位争いを展開していたが、ラジエターのトラブルでリタイアとなっている。

 プロダクションカップは、ジョシュ・モファット(三菱ランサーエボリューションIX)、2WDカップではダニエル・マッケンナ(シトロエンDS3 R3T)といずれも地元アイルランド勢がトップにつけている。

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