F1第9戦ドイツGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを振り返った。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「タフなレースだった。これほど厳しいレースは久しぶりだ。終盤はキミ(・ライコネン)の方が少し速かったから、レースがあと2周か3周長くなくてよかった。今日のレースがうまくいってとてもハッピーだ。特別な気分だよ。チームは今週末たくさんの仕事に取り組み、僕に優勝のチャンスを与えてくれた。そして僕らはそれを手に入れたんだ。何より忘れてならないのは、自分の母国でレースをする機会を持てることは名誉なことだということだ。年間20戦があるけれど、もちろん世界には20以上の国があるから、自分の国でレースができて、熱狂的に応援してもらえるのは特別なことだよ。いいスタートを決めて、最後まですべてのラップを集中して走った。レースをしているときには自分がどこにいるのかはあまり考えない。気持ちをそらせてはだめなんだ。でもチェッカーフラッグが振られ、レースを終えた後は、パレードラップを楽しみ、グランドスタンドで大勢の人たちが歓声を上げ、旗を振ってくれているのが見えた。その時の光景は僕の頭の中に長く長く残り続けるだろう」

キミ・ライコネン 決勝=2位
「(最後のスティントでは)もっと長く走れた。(最後のピットストップをせずに)走り切ることを検討すべきだった。でも僕らは無線に大きな問題を抱えていた。僕はチームの言っていることが聞こえたが、彼らはふたつのコーナーでしか僕の声が聞こえなかった。タイヤは問題なかったから、最後まで行くべきだったんじゃないかな。あと2周あったら何が起きていたか、予想するのは難しいけど、僕らのペースはよかった。ベッテルにチャレンジして、彼を抜いていたのではないかと思う。あらゆることをトライしたが、勝てなかった。でもチームにとっていいレースだったと思う。これからもチャレンジし続ける」

ロメイン・グロージャン 決勝=3位
「難しいレースが続いていたから、今日すべてがうまくいき、レースを一時リードしたのは本当に特別な瞬間だったし、また表彰台を獲得できて当然喜んでいる。ソフトタイヤでのファーストスティントでマシンのフィーリングは素晴らしかった。夏の天気が僕らに合っているのは明らかだね。ヨーロッパの夏が長くなるといいな! レース終盤にキミ(・ライコネン)を前に出したのは、合理的な行動だ。僕らは違う戦略で走っていて、あの時点では彼の方が僕より勝てる可能性が高かった。どちらのタイヤをレース終盤に履くのがベストなのか分からなかったから、戦略を分けたんだ」

フェルナンド・アロンソ 決勝=4位
「(Q3でミディアムでタイムを出したのは)とてもいい戦略だった。そのおかげで表彰台争いをするチャンスをつかめたんだ。今日僕らはあまり速くなかった。ペースがよくなかったが、それでも表彰台争いに加わり、トップグループにかなり近づくことができた。ソフトタイヤで5番グリッドからスタートし、その後、ミディアム、ミディアム、ミディアムとつないでいたら、リーダーたちと戦い、首位から5秒差でフィニッシュできたとは思えない。僕らは遅く、彼らはギャップを広げていただろう。戦略のおかげで彼らと戦うことができたんだ。ただ、ファーストスティントではユーズドタイヤで走ったことの代償を払った。12周ですでにタイヤは終わってしまい、戦略上の選択に対して期待していたアドバンテージを完全には得られなかった。チームはマシンの競争力を向上させるため、全力を尽くしている。アップデートの効果に関して確信を得られずにこの数戦に臨んできたが、今日、自分たちの疑問の多くが解消され、開発を進める上でどのエリアに集中すべきかを理解できたと言える。木曜にここに着いた時には、シルバーストンテストはそれほど重要ではなさそうに思えた。レースドライバーたちはタイヤのテストしかできないと言われていたからだ。でもFIAの発言を聞き、僕らがアップデートをテストできることを確認した。とても賢明な提案であり、チームから呼ばれたら行くつもりだ」

ルイス・ハミルトン 決勝=5位
「今日のレースは本当に厳しかった。あまりいいスタートを切れず、グリッドからの滑り出しはレッドブルのふたりの方がずっと速かったため、僕は3位に落ちてしまった。2セット目のタイヤには本当に苦労し、それが残りのレースに影響した。今回のタイヤについては何もポジティブなことは言えない。なぜこのタイヤで僕らがこれほど苦労したのか分からない。でもそれもモーターレーシングだ。唯一ポジティブだったのは、いくつかポイントを取れたことだ。チームは頑張っていい仕事をしてくれているだけに残念だ。マシンが優れていることははっきりしている。でもなぜかこのタイヤではうまく機能しない。(シルバーストンでの)テストに出られないのは不利だ。でも仕方がない。これからも努力し続け、新しいタイヤが僕らのマシンでうまく機能することを願うしかない」

ジェンソン・バトン 決勝=6位
「(レース終盤)5位を争っていたのに、(ケータハムのふたりに)レースを台無しにされた。彼らは戦っている最中だったけれど、ブルーフラッグを受けたら、どかなければならない。がっかりだよ。ふたりと話をしたが、彼らは悪いことをしたとは思っていなかった。人それぞれ考え方は違うが、ポジション争いをしているときにバックマーカーに出くわしたら、彼らには譲ってもらいたい。でも今週末はポジティブな要素がたくさんあった。ペースはまずまずだったし、上位近くで、メルセデスなどの他のマシンと戦えたのはよかった。それに、トップ4台と比べても僕らのラップタイムはそれほど悪くなかった。今日のポイントは今の僕らにとても必要なものだった。セーフティカーは僕らの戦略にとっては不利だったけれど、今週末は過去数戦と比べればかなり力を発揮できた。ポジティブに考えることができるよ。僕らチームは週末を通して何ひとつミスをしなかった。自分たちの今の状況から最大限の結果を出したんだ。全体的にチームにとってポジティブな一日だった。あとはマシンのペースをもっと向上させていくだけだ」

マーク・ウエーバー 決勝=7位
「もちろんピットストップでタイヤが外れたことは知っていたけれど、タイヤが人に当たったことは知らなかった。ひどい出来事だ。彼の無事が一番大切なことであり、それを祈っている。悪夢のようなレースだった。明日の朝目覚めて、改めてレースができればいいのに。最高のスタートを決め、最初のピットストップまではセブと共に他をリードし、とてもいいポジションにつけていた。でもそれをすべて失った。今日はたくさんのポイントも、優勝にチャレンジするチャンスも失った。でも巻き戻しボタンはない」

セルジオ・ペレス 決勝=8位
「昨日に比べると今日はマシンのパフォーマンスがかなりよかった。予想していたよりもペースに関してもデグラデーションに関してもいい状態だった。最後のスティントではとても長く走ることができたし、今日はすべてをベストの形で行うことができたと思う。満足していいだろう。セーフティカーの後は、ふたつめのレースを戦っているようだった。長いスティントを走り、ひたすらタイヤを持たせることに集中した。マシンもタイヤもとてもいいパフォーマンスを見せたが、最終コーナーでポジションを落とした。マーク(・ウエーバー)を押さえ切るのは難しいだろうことは分かっていた。シルバーストンと比べると大きく前進し、今後に大きな期待を感じる週末となった。ハンガリーでまた一歩前進できるといいね」

ニコ・ロズベルグ 決勝=9位
「今日のマシンはあまり走りやすくはなかった。リヤタイヤにかなり苦労し、そのために上位勢に匹敵するペースを出せなかった。それでも少しはいいこともあった。オプションタイヤに換えた後、プッシュすることができ、その結果少なくともポイントは取れたんだ。新しいタイヤについて理解を深める必要がある。新しいコンストラクションによって状況が変わったみたいだからね。特に今日のような気温の高い状態ではそのようだ。努力して次のハンガリーにはいい状態で臨めるようにしなければならない」

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=10位
「ものすごくタフなレースだった。すべてのラップで戦っていたが、この結果が精いっぱいだった。正直言って、今日はもっといいペースを発揮できることを期待していたが、期待どおりにはいかなかった。マシンのフィーリングも予想したほどよくなかった。マクラーレンと戦えるかもしれないと考え、それを期待していたけれど、残念ながら今日の彼らは僕らが挑むには速すぎた。たくさんのオーバーテイクやホイール・トゥ・ホイールのバトルにあふれたレースだった。そういうレースはいつだって楽しい。でも常にポジション争いをしなければならないと、タイヤを傷め、時間をロスするから、戦略的にはいいことではないんだ。それでも今週末はここ数戦よりよかった。マシンのアップデートが導入されたわけじゃない。セットアップに関して新しいことを試してみたら、それがうまくいった」

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