F1第13戦シンガポールGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「信じられないようなレースだった。週末全体が信じられなような展開で、まだうまく言葉にできない。長く激しいレースだった。後ろのダニエル(・リカルド)からプレッシャーを受けていた。今日は僕ら2台が最速だったね。でも僕はペースをコントロールし、タイヤをうまく管理して走ることができた。タイヤは週末を通して問題なく走ってくれた。マシンの感触は素晴らしかった。最後までギャップをコントロールすることができた。今日は天国にいるような気分だけど、まだ先は長い。メルセデスが今週末速さを発揮しなかったのは驚きだ。理由は分からないけれど、正直言うと僕らにとっては何だってかまわない。今日はチームのためにいい結果を出せてすごく嬉しい。このチームに加わって以来、皆が山のような作業に取り組んできた。今後のレースでも100パーセント プッシュしていく。これまでどおり全力を尽くすよ。チャンスがあるなら、やれるだけのことをやらなければ。倒すべき相手はメルセデスだけど、僕らにできる最善の戦い方は、自分たちのことだけを考えて、やれる限りのことをやることだ。(残り6戦、フェラーリはメルセデスにチャレンジできるかと聞かれ)今回のような週末が続くなら「イエス」だよ。でも僕らは自分たちのことに集中してやれるだけのことをやるしかない。彼らがどんな戦いをするかは僕らがどうこうできることじゃないからね。僕らにもまだ小さなチャンスがある。不可能を可能にすることができるかもしれない。もちろんトライしてみるよ!」

ダニエル・リカルド 決勝=2位
「僕らが優勝できるとすればここだったと思う。最大のチャンスがあり、もう少しでそれをつかめそうだった。自分たちの成し遂げたことを誇りに思うべきだ。今回はチャンスを最大限に活用してきた。スタートでセブ(ベッテル)はあっけなく遠ざかって行ったが、その後、彼のすぐ後ろまで追いついた。セーフティカーさえなければもっと近づいて、ピットストップでアンダーカットすることができたかもしれない。2回のピットストップを両方ともセーフティカー出動時に行うことになり、それが僕らのチャンスを奪い、レースを決定づけたと思う。ファーストスティントでは僕らはかなり強力な走りをしていたが、セブはプッシュしてDRSの範囲から抜け出した。でも周回数を重ねるにつれて、僕らはまた戦いに戻って来た。タイヤを切り札にできると思っていた。そしたらセーフティカーが出動した。本当にがっかりしたよ。でもあと1回ピットストップをしなければならないことは分かっていたし、あと1回チャンスがあると思った。でもセブはファーストスティントで学習したらしく、最初はイージーにいって、その後ギャップを広げていった。その後、彼にまた追いついたけれど、またセーフティカーが出た。それで完全に勝負がついた。ここはオーバーテイクがかなり難しいからね。終盤にファステストラップを記録したし、そのことは誇りに思っていいだろう。先のことに目を向けよう。鈴鹿は例年僕らが得意としているサーキットだ。ここほどではないにしてもトップ5を狙うことはできる。また表彰台に上ることができて、チームのためにとても喜んでいる。この数戦、シャシーは本当によくなってきた。チームに感謝したい」

キミ・ライコネン 決勝=3位
「複雑な気分だよ。昨日かなり苦労したことを考えると3位は嬉しい。昨日はグリップとマシンのハンドリングにてこずったんだ。一方で、もっといいポジションを争えなかったことに少しがっかりしている。今日は楽なレースにならないことは分かっていた。難しいレースだった。新品タイヤではダニエル(・リカルド)に簡単についていけたが、その後、昨日と同じ問題が出てきて、彼に追いつけるだけの速さを発揮できなかった。1位と3位というのはチームにとって素晴らしい結果だが、もっといい結果にもなり得た。今後のレースの予想をするのは難しい。でも浮かれていてはいけないと思う。自分たちと相性がいいサーキットは何カ所かあるものだし、これからもいつもどおりベストを尽くしていくだけだよ。今後もトップ争いをする競争力を発揮できるといいね。チーム全体が素晴らしい仕事をしてきた。今後もあらゆる分野においてたくさんのことを改善し、学習し、それをさらに積み重ねていく。そして正しい方向に進んでいくんだ」

ニコ・ロズベルグ 決勝=4位
「シンガポールは僕らのチームにとって期待はずれの週末となった。週末を通してトップのペースから大きく遅れ、ルイス(・ハミルトン)のマシンはリタイアしなければならなかった。これが特殊な状況であり、僕らのマシンがこのコースとコンディションに合っていなかっただけだと思いたい。問題はここでレッドブルとフェラーリの方が圧倒的に速かった理由がよく分からないことだ。レースのスタートで少し混乱があった。インスタレーションラップでエンジンが何度か止まってしまった。そのため、スタート手順を100回も練習したのに同じことができなかった。なんとか対処しなければならなかったが、結局はうまくいって、ポジションを維持することができた。今日は4位が精いっぱいだった。鈴鹿に向けて、何が悪かったのか理解するために手を尽くす必要がある」

バルテリ・ボッタス 決勝=5位
「いいレースができた。スタートはうまく決まり、予想していたよりも少しいいペースで走れた。前のグループにプレッシャーをかけて何人かアンダーカットすることができた。ピットクルーはプレッシャーのなか、素晴らしい仕事をしてくれた。僕らはやるべきことをやり、懸命に努力し、チャンスをつかんだ。今日はこれが精いっぱいの結果だから満足している」

ダニール・クビアト 決勝=6位
「セーフティカー出動のタイミングが悪かった。その1周前にピットインを済ませていたんだ。今日は一日中、セーフティカーに嫌われていたみたいだよ。何か個人的な恨みでもあるみたいにね! でも、それも人生だ。それが不利になり僕にとってはいいレースにならなかったけれど、僕らにはどうしようもないことだった。1回目のピットストップの後、メルセデス勢に前に行かれてポジションをふたつ落とした。2回目のピットストップの後では(バルテリ・)ボッタスにポジションを奪われた。その後は常にトラフィックの中で走り、前のマシンの方がストレートでは少しだけ速かったから、追い抜くことができなかった。ポジティブな要素は、最後まで走りぬきポイントを獲得したことだ。チームは今週末、素晴らしい仕事をした。マシンもとても好調だったよ。いろいろと不運が続いたから、今日は8ポイントを獲得するのが精いっぱいだった。でもいつか運が向いてくるはずだ。僕らのマシンはコーナーでとてもいいから、ここでこういう結果を出せたのは意外でもなんでもないよ」

セルジオ・ペレス 決勝=7位
「これほど困難なレースを7位で走り切り、6ポイントを獲得することができて嬉しい。スタートはとても重要だった。フェルナンド(・アロンソ)の前に出なければならないと分かっていたからだ。さらにロマン(・グロージャン)も抜くことができた。その後はいいリズムを保って走ることができた。最初のセーフティカー出動後、すぐに新品タイヤに交換し、タイヤを労わりながら後ろのグループとのギャップを築くことに集中した。2度目のセーフティカーのタイミングは悪かった。そこでフレッシュタイヤを履いたトロロッソ勢が圧倒的に有利になったからだ。彼らがすぐに追いついてくるだろうことは分かっていた。その時点で僕のタイヤはかなり使い古されていたから、コースからはみ出すことなく走り続けるのも楽でない状態だった。だからトロロッソを押さえ切るのは本当に難しかったよ。最後の15周は苦労したけれど、幸い7位を失わずに済んだ」

マックス・フェルスタッペン 決勝=8位
「すごいレースだったね。楽しくてたまらなかったよ! スタートでストールした時には、終わったなと思った。マシンがピットレーンに押し戻されて、1周遅れでレースに復帰したんだから。でもひたすらプッシュし続け、8位でフィニッシュした。最高だよ! すごくいいペースで走れたし、今回もまたオーバーテイクがものすごく楽しかった! (レース終盤、比較的新しいタイヤを履いたカルロス・サインツを前に出すようにチームから指示されながら拒んだことについて)1周遅れの状態からポイント圏内まで挽回したんだ。そのポジションを諦める理由なんてない。僕は8位に値する仕事をしたと思うからね。結局(すぐ前にいた)チェコ(セルジオ・ペレス)はトップスピードがすごくよかったから僕らには追い越すのは無理だった。(サインツを前に出せと)2度目に言われた時、そんなことしたくないとはっきり言った。最終的にチームはそれが正しいと言ってくれた。この件についてサインツとも少し話したけど、何も問題はなかったよ」

カルロス・サインツJr. 決勝=9位
「いろいろなことが起きたレースだったね。スタートをうまく決め、序盤はいいペースで走っていた。戦略もすごくうまく行きそうに思えた。でも最初のセーフティカーの後のリスタートで、ギヤボックスがニュートラルに入り、集団の後方まで落ちてしまった。そこからオーバーテイクを繰り返していったんだけど、すごく楽しかったよ。9位まで上がると、すぐ前にはマックス(・フェルスタッペン)がいて、彼は(セルジオ・)ペレスにチャレンジしていた。「もう10周も抜けずにいるじゃないか。僕に1周だけチャンスをくれよ」と思った。僕はそれまでに何台も抜いてきたからだ。だから僕に試させてくれと頼んだんだ。2周やってみてだめなら順位は返すつもりだった。 僕はチャンスが欲しかっただけだ。でも彼は承知しなかった。この件についてはチームとして話し合う必要がある。とはいえ全体的に見るとまた入賞できたからすごく満足だよ! この調子でプッシュし続ける。7日後には日本でレースがあるしね!」

フェリペ・ナッセ 決勝=10位
「本当に困難なレースだった。2回ストップ戦略を予定していたが、入賞圏内に入るのは難しいことが分かった。でも最初のセーフティカー出動の後、トップ10に浮上することができた。2回目のセーフティカーが戻った時は、ついてないことにフロントタイヤの温度が下がってしまっていて、リスタートの際にいいペースを発揮できなかった。大幅に順位を落とし、タイヤがいい状態に戻るのを待たなければならなかった。でも最終的には1ポイントを獲得でき、チームにとっても僕自身にとってもいい結果になったから大満足だ。楽な週末ではなかったけれど、ある程度満足できる結果でレースを終えることができてよかったよ」

本日のレースクイーン

橘香恋たちばなかれん
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円