首都マナマをはじめとした反政府デモにより、開催の可能性が揺れているF1開幕戦バーレーンGPについて、F1チームの代表たちはバルセロナテストの初日の後ミーティングを開き、バーニー・エクレストンとFIAが下す結論を支持する姿勢を示した。

 2011年の開幕戦に予定されているバーレーンGPだが、バーレーン国内での反政府デモが激化する中、GP2アジアシリーズのバーレーン戦が中止となるなど、安全性をはじめ開催の是非が議論されている。

 そんな中、18日からスタートしたF1バルセロナ合同テストの初日のセッション終了後、フォーミュラワン・チームズ・アソシエイション(FOTA)がミーティングを行い、バーレーンGPの開催についてはバーニー・エクレストンとFIAが下す結論を支持するという結論を下したことをレッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーが明かした。

「バーレーンに関しては実に難しい状況になっている。しかし我々はFIAとバーニーが正しい結論を下すと信頼している。もし安全であると言うならば、我々は(マシンを)そこに送るだけだ」とホーナー。

「レースを失うことは我々にとって非常に残念なことだが、これはチームが下す決断ではない。プロモーターが下すことだ。バーニー・エクレストンとFIAに対して、我々は大きな信頼を置いている。我々は彼らの決定を信じる」

 FOTAはまた、今回のミーティングの中で、3月3日から予定されているバーレーン合同テストについても議論。テストをグランプリが開催されるコースかどうかを問わず別のサーキットで行うことも議論されたという。

「ひとつの事柄は他の事柄にも関わってくる。テストは1週間間隔で行われるからね。レースが行われないサーキットでは、そこでテストをする意味はないかもしれない。我々はFOMとFIAからの情報を待って決断するつもりだ」

 ホーナーはまた、バーレーンに関する情勢は来週のどこかで決断されるだろう、と付け加えている。

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