22日、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)とFIAが、バジェットキャップ制に関して話し合いを行ったが、“わずかな進展”が見られたものの、合意には至らなかった。

 モナコで22日、FOTAのメンバーはフラビオ・ブリアトーレのヨットで会合を行い、その後、FIA会長マックス・モズレーとの2度目の話し合いに臨んだ。
 モズレーのこれまでの言い分は、支出を大きく減らさなければF1は生き残れないというものである。彼は、1億ポンドもの予算をかけなくてもコンペティティブに戦える状況でなければ、新規チームの参入はないとも主張してきた。
 しかし既存チームは、予算制限に応じたチームが技術的に有利になるこの案では、F1は二重構造の選手権になってしまうと指摘し、さらに大手チームとしては、現在年間2億ポンドの予算を来年4,000万ポンドに減らすことは現実的に不可能であると主張している。フェラーリ、ルノー、トヨタ、レッドブルは、もしモズレーがこの規則案を取り下げなければF1から撤退すると宣言してきた。

 今回の会合の後、FOTAは、“有意義な”会合であり“わずかな進展”はあったとし、解決案を見出すべく、土曜に再び話し合いを行うと発表した。
「我々は非常に長く、有意義な会合を行った」とFOTA会長のルカ・ディ・モンテゼモロはコメントしている。
「FOTAは明日(土曜)、再び協議するために会合を行い、その後モズレーと再度話し合いを行う」

 一方モズレーはBBCに対して次のようにコメントしている。
「有意義ないい会合だった。議論はまだ進行中だ。3時間にわたって話し合いを行った。全員が問題が何であるかを把握している。今後合意に至るであろうという確信は揺るいでいない」

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