FIA国際自動車連盟は9日、ワールド・モータースポーツ・カウンシルで、F1開幕を前にウエットコンディション時のDRSの使用条件、金曜フリー走行がウエットだった場合のドライタイヤ本数に関する規定などの変更を発表した。

 DRSに関する新しい規制は、ウエットコンディションでのイベントで適用されるもので、レースディレクターがウエットコンディションで視界が悪いと判断した場合、DRSの使用を禁ずる判断を下す場合があるというもの。

 この規則変更は、マシン同士の速度差が大きい場合の安全性を考慮して定められた。

 また、ウエットコンディションに関わるものとしては、金曜フリー走行がウエットコンディションだった場合、ドライ用タイヤを1セット、土曜の走行のために持ち越すことが認められた。

 これにより、土曜の走行で使用できるドライタイヤが1セット増えることになり、マシンの走行が増え、ファンのメリットになるという意図の変更だ。

 さらに、特定のイベントのフリー走行の時間にかかわらず、シーズンを通じてチームスタッフの休息時間が一定になるよう、スタッフの夜間の外出を禁止する規則が制定された。

 これはナイトレースである昨年のシンガポールGPにおいて、一部のチームが規則を誤解して作業をしてしまったため、スタッフの勤務時間を守らせるというもの。ヨーロッパでは労働時間に関する規制は厳しく、F1チームにおいても規則がしっかりと定められている。

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