F1を統括するFIAは、最終戦ブラジルGPの決勝レースでセバスチャン・ベッテルが不当な追い抜きをした事実は認められないと述べ、この論争に事実上の終止符を打った。

 最終戦を6位でフィニッシュしたベッテルは、わずか3ポイント差でフェルナンド・アロンソを下し、今シーズンのワールドチャンピオンに輝いた。

 しかし28日夕方、フェラーリはレース序盤の3、4コーナー間で示されたイエローフラッグ区間でベッテルがジャン−エリック・ベルニュを追い抜いたことを示す映像を調査していると明かし、翌29日には、この件を明確にするようFIAに書簡を送ったことを明らかにした。

 これに対し、FIAの関係者は、問題のイエローフラッグ区間が、3コーナー手前の電光パネルから始まり、グリーンの電光パネルが掲示されている4コーナーの150m手前で終わると英AUTOSPORTに認めた。

 しかし、これらふたつのパネルの間には、マーシャルポストが置かれており、そこでは当時、グリーンフラッグが振られていたという。

 ブラジルGPのFIA規則では、グリーンの電光パネルより前にグリーンフラッグが振られていた今回のケースは、最初のグリーン表示が優先されるとなっている。

 したがって、FIAはベッテルの追い抜きが合法であると判断。彼らは、この件に関して抗議したチームは存在せず、スチュワードの決定についても意見をすることはないと述べた。

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