FIAは、F1チームのコストを削減するための方法を検討するため、5月1日に全チームを集めて会合を行うことを発表した。
FIAは昨年末、2015年のF1にコスト制限を設けるとして、今年の6月までにそのシステムに関して合意に達することを目指すと発表した。
しかしF1ストラテジーグループのメンバーである代表6チーム(レッドブル、フェラーリ、メルセデス、ウイリアムズ、マクラーレン、ロータス)は先月、FIAに対し、予算制限は現実的な計画とは思えないとの意見を提出した。
これを受けてFIA会長ジャン・トッドは、コスト制限を実行に移すのは不可能であると語り、一部小規模チームからの怒りを買っていた。
FIAは、チームにコスト制限を課しそれを監視することは難しくても、何らかの方法でコストを削減することは諦めていないことを明らかにした。
11日のFIA世界モータースポーツ評議会会合の後、FIAは次のような声明を発表した。
「FIA、商業権所有者、全F1チームは最近、コスト削減に取り組むことを確認した。それに伴い、FIA会長ジャン・トッドと商業権所有者であるバーニー・エクレストンは、F1チームのコストの実質的削減を成し遂げる手段を明確にするため、2014年5月1日に全F1チームとの会合を主催、その後、F1ストラテジーグループ会合を行うこととする」