FIA GT1世界選手権開幕戦ヤス・マリーナは16日、予選セッションが行われたが、セッション途中にナターシャ・ガシュナンの6号車フォードGTが大クラッシュ。ガシュナンが負傷、コースサイドにいたカメラマンも鼻を骨折したため予選は打ち切り。フェニックス/カースポーツの13号車シボレー・コルベットZ06がポールポジションとなった。
あたりが暗くなってからスタートした開幕戦ヤス・マリーナの予選セッション。20分ほど経過したターン8で、ガシュナンがドライブするマテック・コンペティションの6号車フォードGTが激しいブレーキングスモークを上げながらエスケープゾーンをほぼ減速できず直進。バリアに激しく激突した。
ガシュナンはマシンから救出され病院に搬送。足を骨折という情報があるが詳細は不明。その場所で撮影していたテレビカメラマンも鼻を骨折し、病院に搬送。バリアが破壊され、安全が確保できないという理由からそのままセッション終了となった。
結果、ポールポジションはアンドレアス・ズバーがドライブしたフェニックス/カースポーツの13号車シボレー・コルベットZ06が獲得。2号車はヘクシスAMRの9号車アストンマーチンDBR9、3番手にはヴィータフォンの2号車マセラティMC12と、旧規定のマシンがトップ3となった。
新規定マシンのトップはライター・エンジニアリングの24号車ランボルギーニ・ムルシェラゴLP670R-SVが獲得した7番手。ミハエル・クルム/ピーター・ダンブレックが乗り込むスモーパワーGTの23号車ニッサンGT-Rが9番手となった。
荒聖治/マックス・ニルソン組の4号車ニッサンGT-Rは13番手。チームメイトの3号車よりも前のポジションを獲得した。