FIAはウイメン&モータースポーツ委員会を設立、元ラリードライバーのミシェル・ムートンが会長を務めることが決定した。

 世界モータースポーツ評議会会合で全会一致でウイメン&モータースポーツ委員会(WMC)の設立が決定、モータースポーツへの女性の参加を促進するための活動を行うことになった。4月26日、ムートン会長の下、WMCは初めての会合を開催した。

 WMCは、教育およびトレーニングを推進する戦略やポリシーを整備し、モータースポーツのあらゆる部門において女性の参加を促進する活動やイベントを立ち上げることを目標としている。

 ムートンはFIA WRCで優勝した初の女性ドライバーで、80年代に計4勝を挙げ、82年には選手権2位となった。
「女性はすでにモータースポーツに進出し、力を発揮しています」とムートン。
「でも長年私は、なぜ私の後に続く女性が出てこないのかと人々に問われ続けました。私は、当委員会がこの問いに対する答えを出すことを期待し、このスポーツのあらゆる分野において女性の参戦を促進し、かつサポートしていきたいと考えています」

 WMCは各国のモータースポーツ統括団体、マニュファクチャラー、チーム、ドライバーなどを代表する12人のメンバーで構成され、ザウバーのマネージングディレクターであるモニシャ・カルテンボーンやアウディDTMドライバーのキャサリン・レッグなども含まれている。

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