2013年のWEC世界耐久選手権にフル参戦を表明していたHVMステイタスGPが、開幕戦シルバーストーンを前に今季のLMP2エントリーを正式に取り下げたことを明らかにした。

 長年アメリカを中心に活動し、近年はインディカー・シリーズに参戦してきたHVMレーシングと、イギリスを本拠とするステイタスGPの共同プロジェクトチームとなるHVMステイタスGPは、今季からWECのLMP2クラスにフル参戦することを表明していた。

 しかし開幕を前にステイタスGPは、ローラB12/80・ジャッドによる参戦プログラムの十分な予算を確保できなかったと明かし、当面の出場を取りやめることを明らかにした。
「HVMステータス・ローラ-ジャッドB12/80はLMP2へのエントリーとチームの参戦準備を整えていた。しかし、チームならびにドライバーの協力によって確保された予算が、フルシーズンの参戦を十分に保証するものではなかった」
「だがステータスは、たとえWECのエントリーがル・マン24時間への出場を左右するものだとしても、同レースならびに今季後半のル・マン規定へのレース出場計画を今後も継続していくつもりだ」

 開幕戦シルバーストーンでは、HVMステータスを含めた4チームがLMP2のエントリーから姿を消している。
 昨年、クラスチャンピオンを獲得したスターワークス・モータースポーツは、2戦目以降のエントリーに関する決定は未だ下されていないと、チームボスのピーター・バロンがコメントしており、シルバーストーンへの希望も最後まで捨てていなかったと主張している。
「プロジェクトは終わっていない。詳細はまもなく分かる」

 また、2台のローラ・ニッサンをシーズンエントリーしていたガルフレーシング・ミドルイーストは、第2戦スパからの参戦に切り換えた模様だ。これは、先月のドバイテストでアクシデントに見舞われたことに加え、経済的な問題が重なったことが欠場という判断につながったとチームは説明している。
 なお、ロータスは、鈴鹿のスーパーフォーミュラに参戦するジェームス・ロシターに代えてル・マン24時間ウイナーのクリストフ・ブシューを起用することを明らかにしている。

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