F1第3戦中国GPの公式予選Q1は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は17番手でQ2に進んだ。
予選最初の争いとなるQ1は20分。天候は曇りで気温15度、路面温度23度、湿度35%のドライコンディションとなった。
レッドブルは朝の走行でKERS(エネルギー回収システム)のトラブルに見舞われたマーク・ウエーバーのマシンからシステムを外す一方で、トラブルフリーのセバスチャン・ベッテルには引き続きシステムを搭載したままと、2台で状況が分かれた。
迎えたセッションは、ハードタイヤを履いたセルジオ・ペレスの1分38秒台というタイムを皮切りに各車のタイム計測がスタート。序盤からマクラーレンの2台、そしてベッテルが好タイムを並べていき、まずは1分35秒674をマークしたベッテルが走行1回目のトップに立つ。
2回目の走行にはベッテル、バトンを除くドライバーがソフトタイヤで再びアタックに向かった。ここでは、フェラーリ、ルノー、メルセデスがタイムアップを果たし、ロズベルグが1分35秒272というタイムでQ1トップ通過を果たす。2番手ビタリー・ペトロフ、3、4番手にフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサのフェラーリ勢が続いた。
一方、終盤もハードタイヤでのアタックを続けたウエーバーはタイムアップを果たせないばかりか、みるみるとポジションをダウン。ノックアウトゾーンギリギリの17番手まで落ちると、18、19番手につけていたミハエル・シューマッハーが5番手、パストール・マルドナドも15番手にポジションをアップし、すでにチェッカーを受けていたウエーバーはこれで18番手に脱落。まさかのQ1敗退を喫してしまった。