NASCARスプリントカップ・シリーズは21日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕戦デイトナ500の決勝レースが行われ、チャッカー間際の劇的なバトルを制したデニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が優勝を果たした。

 今年も年間36戦という長丁場で争われることになるNASCAR最高峰のスプリントカップ・シリーズ。その幕開けとなるデイトナ500を前に、13日には同じくデイトナでエキシビション戦のスプリント・アルティメイテッドが行われ、ハムリンが優勝している。

 そして迎えた開幕戦。予選ではチェイス・エリオット(シボレーSS)がポールポジションを獲得。マット・ケンゼス(トヨタ・カムリ)が2番手につけ、デイル・アーンハートJr.(フォード・フュージョン)が3番手に。昨年王者のカイル・ブッシュ(トヨタ・カムリ)が4番手となった。

 予選では11番手となったハムリンだが、200周の決勝レースでは序盤から上位争いに加わると、20周目には首位に浮上。ブッシュや今年からトヨタ陣営に加入したマーティン・トゥルークスJr.(トヨタ・カムリ)、そしてケンゼスらとともに上位集団を形成していく。

 レースも終盤に差し掛かった残り45周ほどのタイミングで、各車がピットへ。ハムリンはピットストップでややロスがあり7番手まで後退。その後4番手まで浮上したハムリンは、ファイナルラップで首位のケンゼス、続くトゥルークスJr.との3ワイドに持ち込む。最後はハムリンとトルゥークスJr.と並ぶ形でチェッカーを受けるという劇的な展開となるも、0.010秒先んじたハムリンがデイトナ500ウイナーの栄誉を得ることとなった。

「正直に言って、最後のことはよく覚えていない。ケンゼスをかわした後はトゥルークスJr.とのドラッグレースだった。上位を争ったトヨタチーム全体の努力による勝利だ。デイトナ500という、人生最大のレースで勝つことが出来て最高の気分だ」とハムリンは喜びを語っている。なお、トヨタ陣営もとってはこれが初のデイトナ500制覇となった。

 トゥルークスJr.が2位、そしてブッシュが3位とトヨタがトップ3を独占。ケビン・ハービック(シボレーSS)が4位につけ、フォード陣営の最上位はジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)の6位となっている。

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