F1第2戦マレーシアGPの公式予選Q2は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク。ザウバーの小林可夢偉は13番手に終わり、3戦連続のQ3進出はならなかった。
トップ10入りをかけたQ2の戦いは15分。天候はQ1に引き続き曇りで、路面もドライコンディションとなった。
セッション序盤は早々とコースインしたセバスチャン・ベッテルが最初からソフトタイヤでアタックを開始。そのベッテルをマクラーレンの2台が抑えるかたちで各車1回目の走行が終わり、トップには1分34秒486をマークしたハミルトンがつけ、2番手がジェンソン・バトン。以下後続にはベッテル、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサと続き、ザウバーの可夢偉は14番手につける。
セッションが残りわずかとなると、上位3台を除くマシンがソフトタイヤで最後のアタックに向かった。だが、各車がアタックに入ろうとした矢先にルノーのビタリー・ペトロフがコース上でストップしてしまい、セッションは2分を残して赤旗中断となってしまう。
この時点の11番手以下にはセルジオ・ペレス、ニコ・ロズベルグ、ルーベンス・バリチェロ、ミハエル・シューマッハー、小林可夢偉、パストール・マルドナド、ニック・ハイドフェルドの7人がおり、一発アタックにかけていたハイドフェルドはタイムのない状態。一方、赤旗の原因となったペトロフはすでに4番手タイムをマークしていた。
再開後のコースには11台のマシンが列をなしてコースイン。残されたアタックは1回のみというなか、上位4台と6、7番手のトロロッソ2台を除くマシンがワンアタックにかけた。
しかし、ノックアウトゾーンからの脱出に成功したのはロズベルグのみ。開幕から3戦連続のQ3進出を目指した可夢偉も13番手に終わった。