世界ラリー選手権(WRC)に参戦するフォルクスワーゲンは、第2戦スウェーデンでヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)に起きたマシントラブルの原因を解明できないと認めた。同じくマシントラブルがあったヒュンダイはすでに原因を特定しており、第3戦メキシコまでに改修するとしている。

 ラトバラは、ラリー・スウェーデンのデイ2午前の走行で左フロントのドライブシャフトを破損。後輪のみの2輪駆動を強いられた上、サスペンショントラブルも併発し、デイリタイアした。また、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)も同じくデイ2午前中にトラブルが発生。マシンの前輪のみが駆動する状態となり、デイ2を走りきったものの、大きくタイムを失ってしまった。

 フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表のヨースト・カピートは「これまで1度も起きたことがないトラブルだ」とコメント。しかし、破損したパーツを回収できていないため、調査を進められないことを明らかにした。

「ドライブシャフトの接合部分が壊れ、パーツが飛び散ってしまった。破片を回収できなかったため、原因の特定は不可能となってしまった」

「トラブルが発生しなかった残りのポロR WRCをチェックする。原因特定に繋がるものを発見できるかもしれないからね。ただ、2度と同じトラブルが起きないと確信しているよ」

 一方、ヒュンダイ・モータースポーツは、ヌービルに起きたトラブルの原因はオイル漏れだと特定。2週間後に迫った第3戦メキシコまでに改修するとしている。

「デフクーラーからオイル漏れが発生していた」とヒュンダイ・モータースポーツ代表のミシェル・ナンダン。

「オイルがすべて漏れ出てしまっていたことが原因だ。このトラブルの責任は100%、我々にある。ラジエーターへの配管の取り回しが適切ではなかった。そして、ひとつのパーツが損傷すると、オイルがすべて漏れてしまう状態になっていたんだ」

「次のメキシコ戦までには改良するつもりだ。新しいラジエーターを導入して配管のレイアウトも見直す」

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