世界ラリー選手権(WRC)に参戦するフォルクスワーゲンは、タイトル4連覇を目指しマイナーチェンジを施したポロR WRCを公開した。

 過去39戦中34勝を挙げているポロR WRC。2016年に向けて、フォルクスワーゲンはフロントサブフレームとリヤウィッシュボーンの剛性を強化しているが、そのほかに大きな変更はなし。エンジンに関してもピストン周りに改修が施された以外は2015年シーズンと同様の仕様となっている。

 フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表のヨースト・カピトは「三度、WRCのタイトルを防衛するためにマシンを仕上げている」と意気込みを語った。

「ライバルたちはオフシーズン期間も開発の手を緩めていない。当然、我々も仕事を進めていた。ただし、レギュレーションで、ホモロゲーションを受けたマシンには僅かな改良しか施せないことを忘れてはいけない。そのため、16年型のポロR WRCには基本的にファインチューニングを施してあり、細かな部分に手を加えている。これによりチャンピオンマシンの戦闘能力はさらに向上しているよ」

「マシンは高い信頼性を発揮しており、そのおかげで何年にも渡りタイトル獲得へ挑むことができている。今年もその目標へ向かって戦っていくつもりだ」

 また、フォルクスワーゲンはマシンの新カラーリングも併せて発表している。特に目を惹くのはフロント部分で、2015年のデザインと比べてホワイトを多用してあるほか、より濃いブルーも使われており引き締まった印象となっている。

 2016年のWRCではヒュンダイが新型i20 WRCを投入するほか、Mスポーツも昨シーズン中盤に投入した改良型フォード・フィエスタRS WRCを継続使用し、今季も改良を進めていく。一方、今季はフル参戦を行わないシトロエンは結びつきの強いPHスポールがセミワークスとして、2015年型DS3 WRCを使用していく。

 2016年のWRC開幕戦モンテカルロは1月21日~1月24日に開催される。

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